第15話

父との約束〜フェンリルside〜
18
2026/01/01 05:27 更新


私たちが入学する前、まだ集落にいた頃。

呼び出しを受けたあの夜のことだった。






━━━━━宴が落ち着きそれぞれ談笑し合う頃になっていた



『いや〜ついに我らの星、神童様3人とも世界にお披露目かぁ〜』

『いやぁ誇らしいなぁ!』

『あぁ!魔力の使い方も、武術も、秀でている!』

『レイル様は薬学の知識に長け、』

『リリィ様は死霊と心が通じ、』

『フィーナ様は全魔獣の頂点!』

『『『誇らしいなぁー!』』』
『おいおい、お前ら忘れちゃあいけねぇぜ?』
『んん?』
『なんと言っても我らが御三方はべっぴんさんだろ!』
『『『おぉぉぉぉぉ!』』』
『こりゃあ学園でモテモテだなぁ!?』

『いや!多分ありゃあフィーナ様を2人が牽制するなぁ…』

『あぁ…それだな。』
『うん、それだな。』
『ところでその主役はどこに行ったんだ?』



フェイズ
フェイズ
フィーナ、そこに座りなさい。
フィーナ
フィーナ
話って何…?
フェイズ
フェイズ
まぁまぁ、そう固くなるな
フィーナ
フィーナ
……
フェイズ
フェイズ
ふぅ、、、
学校、どうだ?行く気分的なもんは。
フィーナ
フィーナ
んー、、、めんどくさいに9割かな、
フェイズ
フェイズ
あぁ……じゃあ後の1割は?
フィーナ
フィーナ
…行くのがめんどくさい。
フェイズ
フェイズ
全部めんどくさいじゃないか!
フィーナ
フィーナ
……だって、行かなくてもいいのにさ、
行かないといけないって言うのがめんどくさい
フェイズ
フェイズ
…んー
フィーナ
フィーナ
それにここ離れるのちょっと怖いし
フェイズ
フェイズ
怖いのか?
フィーナ
フィーナ
…人間が信用出来ないっていうのもあるし、ここ離れたら集落を常に守れないし…
フェイズ
フェイズ
そうか、、、
人間を信用することが出来ないのは仕方がないが、悪い人間だけじゃないから、いい人に出会うことを楽しみにしてなさい。
フィーナ
フィーナ
ん、、、
フェイズ
フェイズ
ここのことは気にするな。頼っているのは一理あるが、お前一人居なくなって一族を守っていけなきゃ長の名が廃るぞ……
フィーナ
フィーナ
それはそうかもだけど……
フェイズ
フェイズ
そんなに意固地になるな。
人生経験は必要なんだ。俺が行った時も不安はあったが友もできた。お前の兄も行って生活している。勇気を持っていきなさい。
フィーナ
フィーナ
……わかった。
フェイズ
フェイズ
髪と耳も隠して黒くしていったほうが
お前としては目立ちにくくて楽だろう。
魔法で変えて行きなさい
フィーナ
フィーナ
はい笑
フェイズ
フェイズ
よし、いい子だ、頑張りなさい。


フェイズ
フェイズ
さて、
フィーナ=フェンリルに命ずる。
フィーナ
フィーナ
……!ザッ
フェイズ
フェイズ
お前には学園で調査をしてもらいたい。
フェローからある伝達があった。
フィーナ
フィーナ
兄上から…?
フェイズ
フェイズ
信じ難いことだが、以前我ら魔獣、獣人族を強制的に従属させていた魔道具があっただろう。あれが最近また見つかった。
フィーナ
フィーナ
……ぇ
フェイズ
フェイズ
信じられないのもよくわかる。だが実際に見つかってしまったんだ。
フィーナ
フィーナ
あ、あれは、全て燃やしたはずじゃ…!
そん、な…あ、あれが、、!
フェイズ
フェイズ
落ち着け、大丈夫、大丈夫だから。
ゆっくり呼吸をしなさい。
大丈夫、大丈夫。
フィーナ
フィーナ
っ………
フェイズ
フェイズ
すまない、やはり思い出させるべきじゃなかったな、、、任務はこっちでどうにかしよう。
フィーナ
フィーナ
……ます、
フェイズ
フェイズ
ん?どうした?
フィーナ
フィーナ
…私がやります、
フェイズ
フェイズ
だが、お前は……
フィーナ
フィーナ
…多分すぐ動けるのは私だし、
魔獣を助けられるのも…
フェイズ
フェイズ
……わかった、だが決して無理をするなよ
なんかあったら2人を頼りなさい、いいな?
フィーナ
フィーナ
…承知しました。
フェイズ
フェイズ
お前は私の大事な娘だ。神童とか関係なく。
とにかく安全に学園を楽しんでくれ。
フィーナ
フィーナ
…はい、パパ!笑
フェイズ
フェイズ
んじゃあ宴に戻るか〜
フィーナ
フィーナ
え、まだやるの?
フェイズ
フェイズ
当たり前じゃないか!
3人が学園に行くまで続くぞ〜
フィーナ
フィーナ
いくらなんでもやりすぎ笑







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