第18話

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2026/08/28 00:46 更新












  くずは様に拾われて1ヶ月 。

  私はサラさんに 、

  銃やナイフの使い方 、 ごしんじゅつを

  教えてもらった 。

  そして 、 楓さんに

  役に立つところを見せる 、 という名目の

  お披露目会 。

hgt
 ほーん 、 なるほどなぁ … 

  私の銃の使い方やナイフの扱い方を

  一通り見た楓さんは 、

  目を伏せて少しの間の沈黙を挟み 、

hgt
 想像以上にポンコツやんけ ! 
 あっはっはっは !!

  大爆笑していた 。

あなた
 うぅ … 
hgt
 はーおもろ …
 星川ぁ 、 これってちゃんと教えて 
 これなんよな ?
hskw
 あー … いや 、 星川の
 教え方が悪かったのかも … 
あなた
 いやっ 、 サラさんは
 ちゃんと分かりやすく
 教えてくれました … ! 
hskw
 いやいや 、 星川が … ! 
hgt
 星川は教えんの割かし
 上手い方やから 、
 単純にあなたの名前ちゃんがポンコツ 
 なんやろな
あなた
 ぐはっ 
hskw
 あなたの名前ちゃぁぁぁあん !! 

  駆け寄ってくれるサラさんに

  楓さんはこれでもかと笑う 。

  ツボにハマってしまったようで 、

  喉の奥からヒィヒィ聞こえてくるほどだ 。

あなた
 そんなに笑わないでも
 いいじゃないですかぁ … 
hgt
 いやぁごめんな 、
 ちょっとオモロすぎやわそれは 

  目尻に浮かんだ涙を拭う楓さんに

  ムッと頬を膨らませると 、

  楓さんは「 それで 、 」と続ける 。

hgt
 葛葉はそれ知っとるん ? 
あなた
 ぁ 、 はい … 。
 楓さんと違って青ざめて 
 ましたけど …
hgt
 あかん想像できすぎておもろい 

  そう言った楓さんがツボにハマりかけるのと

  同時に 、 訓練場の扉が開いた 。

kzh
 終わりましたかね … ? 

  そう言って気まずそうに顔を覗かせた

  くずは様は 、 向けられた楓さんの視線に

  身を竦める 。

hgt
 葛葉ぁ 、 あなたの名前ちゃんのこれ(ポンコツ) 、 
 どう思っとる ?
kzh
 いや 、 俺もここまでとは … 
あなた
 うぐぅ … っ 
hskw
 お二人とも 、 それあなたの名前ちゃんの 
 前で話すべきじゃないかもです

  再び面白そうに笑った楓さんに 、

  くずは様が意を決したように声をかける 。

kzh
 そんで 、 樋口さん 
hgt
 うん ? なに ? 
kzh
 …… コイツのこと 、
 役に立たないかもしんねぇけど
 追い出さないでやってください 
あなた
 ぁ 、 くずは様 … 

  くずは様が 、 私の頭を自分の足に寄せる 。

kzh
 コイツにメリットは出せない
 かもですけど 、 その分
 これまで以上に俺が出します 
hgt
 …… 

  くずは様の言葉に 、 楓さんはなにも言わず

  くずは様を見つめている 。

kzh
 コイツを捨てるくらいなら 、
 俺もここを出ます

  楓さんを真っ直ぐ見て言い切った

  くずは様に 、 胸が熱くなる 。


  ここまで大事に思ってもらってるなんて

  知らなかった 。

  でもだからこそ 、 言わなきゃいけない

  ことがある 。

あなた
 く 、 くずは様っ 、 あのね … 
hgt
 なるほどな …
 ちなみに葛葉 、 お披露目の前に 
 私がこの子に伝えた言葉って 
 聞いとった ?


  私の声を遮った楓さんに 、

  くずは様は怪訝そうに眉をひそめる 。

kzh
 … は ?
 いや 、 聞いてないっスけど …

  くずは様は 、 私がとっくのとうに楓さんに

  「 得にならない 」と判断され 、

  見捨てられたと思っていたのだろう 。

  実際私も直前まではそう思っていた 。


  くずは様のそばに居たいからたくさん

  頑張ったけれど 、 それでも手が震えて 、

  弾は的に向かってくれないし 、 ナイフは

  すり抜けていく 。


  けど 、 楓さんはお披露目の前に言ってくれた 。

hgt
 「 アンタを見捨てることは絶対に
  ないから 、 安心して見せてみ 」 
kzh
 … は 、 
hgt
 お披露目前 、 私はそう言った 。 
 私はこの子を見捨てんよ

  そう言われて 、 くずは様が口にした言葉は

  「 なんで 」でも 、 「 有り得ない 」でも

  なかった 。

  くずは様は心底安心したように顔を歪めて 、

kzh
 良かった … 

  と 、 慈愛と安堵の滲んだ声でそう呟いた 。
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