_あなたside_
うぅ…今何時だ…
うわ、もう夕方か
今日はここの部屋から1歩も出てないな、怠惰怠惰←
棚にあったコップの水を飲み干し、一息つく
…師匠が来たのだって、あいつらにバレなければ
そうだ、師匠もルビーのこと避けてたみたいだし、
大丈夫だきっと。
コンコン
お、あいつらが来たのか?
心配かけてるかもしれないしな、出よう
ガチャッ
ドアを開けるとそこには案の定の4人が。
嫌な予感がした
自分の足場がガラガラと崩れていく感覚
これは、
やっぱり師匠に会っちゃったのか
そうか、そうか、
ザクッ
師匠の剣が俺の腹を貫く
血がだらだらと流れて、鋭い痛みが脳裏を走る
その一撃を受けて立っていられるはずもなく俺は倒れた
4人は驚いた風に目を開いて
でも、こっちを見ているだけだった
顔を顰めて、拳を握って
知ってる
俺はこれを知ってる
_捨てられたんだ_
無様に倒れた俺に師匠が顔色を変えずにトドメを刺そうとする
止まらない血が口からも溢れ出る
咳き込みながらもそう言うと師匠が手を止めた
嘘鬼……俺が、嘘鬼
どうして忘れてた
その通りだ
じゃああいつらの人生を滅茶苦茶にしたのは
意識がどんどん沈んでいく
暗く、深い
ギリギリと傷口を握る手に力がはいる
痛い
痛くて堪らない
なのに手が止まらない
ついに俺の手は傷口を抉り、血走った目をあいつら……仲間だった者に向けた
からだのいうことがきかない
あぁシニタイナア
_ルビーside_
傷口を抑え、泣きながらぶつぶつと何かを呟くあなたに、心が抉られていく
これが最前の策なんだよな、ナツキ
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_回想_
キラの両親を殺したのは嘘鬼
ザキの船を滅茶苦茶にしたやつが来たキッカケも嘘鬼
紫霊の両親の会社の経営が怪しくなったのも嘘鬼のせい
ルビーからナツキが離れ、家族が滅茶苦茶になったキッカケも嘘鬼













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。