坂田銀時
いつになく覇気のない目をした兄。
多分バレンタイン、誰からも貰えなかったんだろうな…
段々と兄の目に光が宿っていく…()
開くと、手作りの小さなチョコがいくつか入っている。
ぱく、と口に含むと、美味いとすぐに言ってくれた。
凄くニヤニヤした顔で、口元を抑える兄。
うん……シスコン。
いつもより素直でちょっと変な兄に、笑ってしまったのは内緒。
圧に耐えかねて頷いてしまえば、その日は丸一日外には出られないだろう……
まさかの沖田総悟(普通の時間軸)
公園のベンチで、項垂れるように座っていた彼に声をかける。
彼の顔色を覗きながら隣に座る。
沖田くんの無言は大体、=図星である。
てことはやっぱりさっきのは…()
手作りのカップケーキを出すと、酷く驚いた顔をしていた。
ドS野郎って種族は脳みそが同じなのか?
この子本命の意味分かってるのかな
いつになく真っ直ぐな目をしている沖田くん。
私もいい大人だし、女子高生じゃないんだから…
途中でも自分が何言ってるか分からなくなった。
が、
声に出ちゃった
ニヤっと笑いながらこちらを見つめる沖田くん。
そう言って、沖田くんはベンチから立ち上がった。
嬉しそうな顔でこちらを振り返りながら、
走って去っていった。
多分スランプ!


☆190突破感謝……✨️

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。