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第1話

1話 あなたを待っていた
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2024/06/24 09:51
別れと出会いの季節。
爽やかな空気の中、桜の花びらが舞っていた。



俺の名前は、及川徹。
青葉城西高校の3年生。


俺はバレー部の入部届を、パラパラとめくっていた。
及川 徹
及川 徹
ふぅん、、、
及川 徹
及川 徹
飛雄、居ないじゃん
そう、俺はある人がここ青葉城西高校に来るのを待っていたのだ。
中学の後輩。影山飛雄。

飛雄は、俺が中3の時に入部した後輩だ。
影山 飛雄
影山 飛雄
及川さん!
影山 飛雄
影山 飛雄
サーブ教えてください!
飛雄はいつも、俺に付き纏っていた。
あの時の俺は、それが嫌だと思っていたけど。
後輩であり、ライバルだった飛雄。
俺はアイツが嫌い"だった"。

__でも、いつからだろう。
好きになってしまったのは。


だからこそ、青葉城西に来なかったことに、俺は、___。
及川 徹
及川 徹
はぁ、
相当ショックを受けている。









数ヶ月後___
及川 徹
及川 徹
はぁ〜、疲れた
もうすぐインターハイだし、無理しないようにしないと、
怪我したら大変だし、
及川 徹
及川 徹
帰ったらゆっくりしよ、
影山 飛雄
影山 飛雄
あれ、及川さん?
及川 徹
及川 徹
__え?
及川 徹
及川 徹
と、飛雄、!?
影山 飛雄
影山 飛雄
どうしたんですか、
及川 徹
及川 徹
いや、なんでもない
え、なんで飛雄がいるんだ、、?
もしかして幻覚?夢、、?疲れてるから、?
影山 飛雄
影山 飛雄
今帰りですか?
及川 徹
及川 徹
うん、まぁ、
幻覚でも夢でもない。
俺は疲れが一気に吹っ飛び、嬉しさでいっぱいだった。




俺はある事に気づいた。
及川 徹
及川 徹
あれ、そのジャージ、、烏野?
影山 飛雄
影山 飛雄
あ、はい、烏野です
烏野高校のジャージ。
飛雄は烏野高校に行ったんだ。
及川 徹
及川 徹
烏野ね、、、

影山 飛雄
影山 飛雄
途中まで一緒に行きませんか、?
及川 徹
及川 徹
んー、良いよ





及川 徹
及川 徹
、、烏野楽しい?
影山 飛雄
影山 飛雄
はい、とても
及川 徹
及川 徹
ふーん
烏野……か、
飛雄のことだから青城に来ると思ったけど、
なんでだろ、、
明日、国見ちゃん達に聞いてみるか、

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