第22話

亞北ネル#7
784
2024/09/01 12:00 更新
ミクも楽しんでくれてる。
7時はとっくに超えてしまっているが、あんなに楽しそうにしているミクを止めたくはない。
………これも言い訳かもしれないけど。
私はずっと結果オーライと言い聞かせていた。



その時だった。




















重音テト
重音テト
ねえ”え“え“え“え“え“えええええぇぇぇぇぇ!!!!!!
誰か助けてよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!




















亞北ネル
亞北ネル
!!!!!!!!!!!!!!!!!!


その時のテトの姿は、


夢を挫折した時の私、


虐められて絶望しているミク、


………私が怒り狂っていたときのお母さん。


全てが重なった。
亞北ネル
私は………………………。




























亞北ネル
亞北ネル
全てを壊したッッ………。











『強制解除』











催眠を解くとミクたちはすぐに走り去ってしまった。


結局私は何も助けられなかった。
それどころか、テトを壊してしまう始末。
亞北ネル
亞北ネル
こんな筈じゃなかった………なんて、今更言えないよね………。


ごめんね、ミク………。


ごめんね、テト………。




















ごめんね、お母さん………。
翌日__。
私はミクとテトに謝るために、なるはやで学校に向かった。



が、
亞北ネル
亞北ネル
ミク………遅いな………………。
クラスメイト
マジで、時間通りに来れないとかあり得ないんですけどwww
亞北ネル
亞北ネル
………………………。
ミクに謝った後にテトに謝ろうとしたけど、先にテトのところに行こうかな。
そんなことを考えていると、廊下から矢鱈にうるさい足音が聞こえた。
クラスメイト
ネルちゃん!ネルちゃん!!!!ビッグニュースだよ!!!!!!
クラスメイト
ゆうちゃん今日は早いねぇ〜。で、ニュースって何?
早くないでしょ、ホームルーム始まる1分前だよ。
クラスメイト
あのさ………ミクのことなんだけど。




















クラスメイト
自殺したんだって。




















亞北ネル
亞北ネル
………………………え。



嘘………でしょ………………。



………自………………殺………………………………。



ふと、教室の入り口を見るとテトがいた。
テトの顔はすごく真っ青だ。
おそらく、話を聞いていたんだろう。
亞北ネル
亞北ネル
てt………。


ダッ


亞北ネル
亞北ネル
!!!!テト!!!!!!
話しかけようとしたと同時にテトが走り出した。
私はそれを追いかけた。
亞北ネル
亞北ネル
テト!!!!!!ねぇテトってば!!!!!!
追いつけない、足早すぎでしょッッ!!
重音テト
重音テト
う“………うぅ“ぅ“………………う“あ“あ“あ“ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
泣いてる………。
ごめんねテト…!!!
私があんなことしなかったらッッ………!!!!!
亞北ネル
亞北ネル
テト!!!!!ごめんn


クラッ


亞北ネル
亞北ネル
あ………。
テトが横に倒れた。
しかも横は壁ではなく階段で………。
亞北ネル
亞北ネル
テトッッ!!!!!!!!!!!!
階段の下を見ると、















頭から血を流したテトがいた。



テトが動く気配はなくて………。



亞北ネル
亞北ネル
死ん………だッッ………………。



確かめなくても分かる。
しばらくすると先生や生徒たちがゾロゾロ集まってきた。
救急車を呼ぶ声。
泣声。
ただ呆然と眺め過呼吸になってる声。















私はひたすらに泣きじゃくって、走った。
亞北ネル
亞北ネル
あ“あ“あ“あ“あ“あああああああぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!!!!!!!!!!



お母さんをころした。



ミクをころした。



テトをころした。



そして、







































私をころした。

プリ小説オーディオドラマ