第8話

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2025/08/24 12:46 更新








実弥
風の呼吸・伍ノ型
実弥
「木枯らし颪」!






グハァッ



バサッ










実弥
くっそ、






コイツも本体じゃねぇっ





どうやったら死ぬんだコイツは!!



















隊士
うっっ、、
実弥
チッ、てめぇ!俺が引き受けてる間に
逃げろっつってんだろ!!
隊士
でも、あ、足が...
実弥
ったく、!













コイツが居るせいで肆ノ型が使えねェ...!


しかも全方位から攻撃が飛んできやがる!!



加えて異様に速ぇんだよ!!‪💢

庇うので精一杯だ!















ザシュッ
実弥
くっ、!










クソっ、肩を刺された!

技出しづれぇじゃねぇか!!

















実弥
ってめぇ!早く動け!這ってでも逃げろ!!
隊士
む、無理ですっ...!もう、いいですから!
不死川さんも血が...!!












良いわけねェだろ!!‪💢


















グサッ
実弥
くっっっ、







クソ、俺の背後の鬼が血鬼術を使う気だ...


けど今俺が動いたら正面の鬼の攻撃が飛んでくる!


まずい...っ!




















もう血鬼術をくらうしか無い、そう諦めかけた時、


視界の片隅に星柱の姿が見えた。




いつもの、冷静に構えている星柱では無く、

目に炎のような光を灯した星柱が。


















初めて見た時から戦闘の様子を見るのは今日で3回目だが、

俺には分からなかった。




アイツが戦う理由が。







鬼殺隊で柱になるような奴は皆、

鬼に対する怒りに満ちている。



...まぁ、甘露寺とかは特殊だが。









けど何かしら、ここに居る理由がある。














そのはずなのに、アイツからはその理由が感じられなかった。







感情がねぇのか、冷静に構えてんのか、

俺にはわかんなかった。











怒りも理由もねぇ奴が、

死の瀬戸際で本当に鬼を斬れるのか不安だった。
















けどよ、見ろよあの目。


俺と同じ...いや、それ以上だ。






怒りも悲しみも、あるゆる感情を心の奥底に押し込んでんだ。

誰にも見せねぇで、ただ密かに心の中で燃やしてんだ。













そんな奴が、弱ぇわけねぇんだよ____________

























久遠
星の呼吸・奥義


久遠
「七星終葬」






ヒュンッ
















星柱は流星の如く飛び出すと、




その手が鮮血に染まる事もいとわずに

鬼の血鬼術と4体を一気に殺した。












その様子はまるで

夜空に閃光が走るようで、


残光は天の川のように美しかった。







キィンッ




バサッ













実弥
お前、今の.....あんな殺気、初めて見たぞ















久遠
...星は、静かに燃えるものです。





















久遠
たとえ、目には見えなかったとしても。












星柱は、振り返りながらそう言った。





その顔は返り血を浴びて血塗れだったが、

少しだけ、口角が上がったように見えた。














実弥
...そうかよ、






実弥
俺には見えたぜ、
 
実弥
...お前、やっぱり柱向きだ











コイツの過去に何があったのかは知らねぇが、

心の中に、計り知れない程の痛みと怒りを抱えていることは

目に見えて分かった。








じゃなきゃ、あんな洗練された剣技を

この状況で出せるはずねぇ。




コイツは強ぇって一発で分かる技だった。












怒りを動源力とする俺とは正反対。





けどそんな戦い方も、











実弥
...悪くねぇな













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