第14話

第10話 杯に満ちた自己欺瞞
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2026/01/22 14:14 更新

フラウィが捨て台詞を吐いて去って行った時から遡るほど、僅か数分前。



あなたとフリスクは共に花畑で例の作戦会議めいたものを執り行っている最中だった。



フリスクはあなたが作って渡した金色の花冠を被っていて、油断すると頭からずり落ちそうになるそれをせっせと元の位置に直している。
あなた
...実は、さ
あなた
トリエルの家の階段をこっそり覗いた事があって...
フリスク
...いつの間に?
あなた
そ、初日にフリスクが寝てた時にね
あなた
(...真っ赤な嘘なんだけど)
フリスク
な、なるほど...
フリスク
あなたの下の名前(カタカナ)って結構悪い子だよね...
あなた
えぇ〜?
あなた
そこは好奇心旺盛って言って欲しいなぁ
フリスク
ふふっ
フリスク
確かにそうかも
あなた
まぁそれはいいじゃないか
あなた
とにかく、地下の通路の奥に大きな扉が
1つだけあったんだ
あなた
きっと、そこが遺跡の出入り口に
続いているんだと思う



あなたはフリスクの持っていた棒切れを借りて、地面に簡単な図を描いてみせる。



描いたのは遺跡の簡易的な地図だ。



あなたたちが現在居るこの場所が遺跡の行き止まりならば、必然的に出口はただ1つ。
フリスク
...やっぱりトリエルに嘘はつきたくないなぁ
あなた
うーん、確かに
あなた
なら、トリエルに手紙を残して行くのはどうかな?
あなた
黙って居なくなるよりはマシになりそう...
じゃない?
フリスク
名案だね
あなた
それで、明日の朝に出発するのでいいかな?
フリスク
...うん



あなたは立ち上がった。
あなた
さぁ、今日はもう帰ろうか
あなた
そろそろトリエルが夕ご飯を
準備し始める時間だし
フリスク
ね、あなたの下の名前(カタカナ)、ちょっと待って
あなた
んん?
あなた
どうしたの...



フリスクがあなたの服の袖をちょんと引っ張ったので、あなたは振り返る。



フリスクの手には、あなたが頭に被せてやった筈の花冠があった。



あまり気に入らなかった?、とあなたが問いかける前にフリスクが腕を伸ばし、それをあなたの頭に乗せた。
フリスク
はいっ!
あなた
ーーえっ?
フリスク
一度被せてみたかったんだ
フリスク
...あなたの下の名前(カタカナ)の方が似合うね、すっごく可愛い



フリスクはそう言ってあなたに輝くような笑顔を向けた。
あなた
ぅ、ぁ、あ、ありがと...?



あなたは、顔に熱が集まるのを自覚して俯いた。



フリスクがあなたの顔を見ようと少し屈んで覗き込んでくる。



あなたは勢い良く後退って、フリスクを非難した。
あなた
ちょッ...フリスク!?
フリスク
あはは!
フリスク
あなたの下の名前(カタカナ)、顔が真っ赤だよ
あなた
や、やめて...
あなた
あなたの一人称(私、僕、俺、吾輩など)にこんなの似合わないって
あなた
ホント困るから...ッ



あなたはやや乱暴に花冠をかなぐり捨てると、フリスクが残念そうにため息をついた。



あなたは手の中のそれをざっと検分する。
あなた
...あっ
あなた
ご、ごめん...
これはすぐに萎れちゃう、かも...
フリスク
えぇっ?



雑に扱ったせいで少し花がよれてしまっていて、若干心が痛んだものの、元々この花冠の製作者はあなた自身である事を思い出した。
フリスク
...じゃあ、また作ってくれる?
あなた
あなた
もちろん、また機会があれば作るよ...!
あなた
フリスクの為にね、
あなた
ならこれはここに置いて行く事でいいかな?
フリスク
そうだね



あなたはフリスクの隣を通り抜け、金色の花畑の真ん中に進み出てそっとそれを置いた。



フリスクは少し名残惜しげに見つめていた。



トリエルの家の扉を開けると、外よりもはるかに温暖な空気が流れ出してきて、あなたたちは無意識にほっと息をついた。



思っていた以上に、この遺跡はあなたたちにとって肌寒い場所だったのだ。



地上の季節で言い表すとしたら、まさに秋の終わり頃だろう。



家の奥から、やわらかな匂いが漂ってくる。



どうやら、もう夕ご飯の支度が始まっていたらしい。
あなた
この匂い...
あなた
絶対シチューだよ
あなた
あなたの一人称(私、僕、俺、吾輩など)、トリエルを手伝ってくるね
フリスク
じゃ、僕が荷物部屋に置いてくるよ
フリスク
...ほら、あなたの下の名前(カタカナ)のもちょうだい



フリスクはそう言って手を差し出した。
あなた
ん、ありがとう



あなたは少しだけ迷ってから、肩に掛けていた茶色いショルダーバッグ――トリエルにお下がりでもらったものだ――を外し、その手に預けた。



フリスクはバッグを抱え、慣れた様子で廊下を進んで行く。



あなたはその背中をちらりと一瞬だけ見送ってから、キッチンへと足を向けた。

トリエルは鍋の前に立ち、木べらでその中身をゆっくりとかき混ぜていた。



あなたの気配にすぐに気付いたトリエルは振り返って微笑んでみせる。
トリエル
おかえりなさい、あなたの下の名前(カタカナ)
今日はシチューにしたのよ
トリエル
...フリスクは部屋にいるの?
あなた
うん、バッグ置きに行ってるだけだから、
すぐ来ると思う



あなたは小さく息を吐いてから、少し迷うように口を開く。
あなた
トリエル、もしよかったら……


あなた
夕ご飯の準備を手伝ってもいい?


トリエルは一瞬きょとんとした顔をして、それから嬉しそうに目を細めた。
トリエル
ええ、大歓迎よ
トリエル
それじゃあ、この鍋を混ぜて
いてくれるかしら?
あなた
わ、分かった!



トリエルに差し出された木べらを受け取り、あなたは鍋の前に立つ。



底からすくうようにして混ぜると、野菜の欠片がほんのり顔を出しては、また沈んでいく。



湯気と一緒に、優しい匂いが立ちのぼった。



あなたと場所を交代した彼女は、冷蔵庫の上にある、いくつものバゲットが入ったバスケットを取ったかと思うと、再びあなたの傍に立った。
トリエル
ふふ、上手ね
トリエル
その調子で大丈夫よ
あなた
...うん



あなたの傍らでシチューに調味料を少しずつ加えて味を整えていたトリエルが、ふと満足そうに頷いてみせた。



そして、トリエルは戸棚からもう一本、小さなスプーンを取り出してシチューを一口分だけすくう。



念入りに息を吹きかけて冷ましたそれを、彼女はあなたの口元に差し出した。
トリエル
はい、味見してみて?



あなたは少しだけ躊躇ってから、口を開けると、すかさずトリエルはそこにスプーンを突っ込んだ。



柔らかいような優しい味に、自然と頬が緩んだあなたは、そわそわとあなたの感想を待っているトリエルに返答した。
あなた
んん...すごくおいしい...
トリエル
本当?良かったわ



そこで、フリスクが駆け足でキッチンに向かって来る足音が聞こえた。



あなたとトリエルが振り返ると、足音の主はすぐにリビングからひょっこりと顔を覗かせた。
フリスク
トリエルただいま!
フリスク
シチューすごくいい匂いしてるね
トリエル
おかえりなさい、フリスク
もうできてるわよ
フリスク
僕も何か手伝おっか?
トリエル
そうね...
トリエル
なら、フリスクにはテーブルメイキングを
お願いするわね
トリエル
このバスケットを置いてきて頂戴?
フリスク
任せて!



バスケットをテーブルに置いてきたフリスクは、すぐにキッチンに戻って来た。



それからあなたとフリスクの2人で、もう一度シチューを味見している間に、トリエルは手際よく鍋から皿へとシチューをよそい終えていた。
あなた
じゃ、せーの...



両手をぴったりと合わせたあなたは、テーブルの向こうで同じポーズを取っている2人に目で軽く合図をする。
あなた、フリスク、トリエル
ごちそうさまでした〜!



フリスクが皿を下げに行くのに倣って、あなたも自分の皿を片手についていく。
トリエル
2人とも偉いわね
トリエル
あとは私が洗っておくから、
少し休憩してらっしゃい



あなたとフリスクは頷いて、キッチンから立ち去った。



リビングに出て、あなたとフリスクはどちらからともなく、互いの顔を見合わせる。



フリスクが廊下の方へ行こうと目配せするので、あなたは頷いて、あとに続いて行った。
作者
ぽ、ぽまえらナニをする気だァーーッ!?!?
■■■
いやいやこれから手紙書くんでしょ
作者
うぬんその通りでございます
作者
そうそう、この謎スペースに新メンバーを
加えようと思っていまして
■■■
え?
■■■
僕だけで十分でしょ?
作者
まぁもう作中に居るんですけどね
■■■
ねえ
■■■
僕だけで十分って言いなよ
作者
もう呼んでもいいですよね
ガスター
やぁ、
オラついた岩?
...ンだよ
■■■
うわぁぁぁあああああ!!!
■■■
おかしいよキミ!
■■■
頭おかしいんじゃないの!?
作者
じゃあお父さんとお母さん呼んできます
■■■
やめろ!
お父さん
どうm...
                                  ガタッ
■■■
それ以上は言わせないよ!?
■■■
いろいろキモくなりすぎ
作者
ほい、全部冗談です
作者
そもそもの話、今出たキャラクター達
全員の口調をイマイチ掴めてないですし...
■■■
一生掴まないでいてくれる?
作者
ひどいですね〜
■■■
キャラごとに口調をしっかり表現した上で
まだ見ぬキャラ崩壊を錬成する悪魔が爆誕
するなんて御免だよ?
作者
すごい長文
作者
...それではまた次話でお会いしましょう!
作者
読んで下さりありがとうございます!
ピンポンパンポーン...

*作者が このエゴスペースの今後について 悩んでいるようだ。


*どうやら、読者のあなたに 意見を聞きたいらしい。


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                       2026/01/22/22:57.00
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投票どうもありがとう
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皆、随分と物好きなんだね?
作者
こっちは出演率100%になれて嬉しいです!!
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それ僕の事も巻き込んでるの忘れないでね?

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