あなたside
その言葉を聞いた瞬間、絶望が私を支配した。
助けてくれたのに、と責めるように言葉を紡ぐ。
その言葉を最後に私は意識を手放した。
初兎side
スマホを見ながら会話だけ耳に入れているといむくんの無邪気な声が響く。
横目でちらりとあなたが倒れ込んだことを確認すると、視線を手元に戻した。
スマホから目をそらさずにそう問いかける。
んじゃちょっと手伝いますかー、と小さく呟き、スマホをポケットにしまってあなたのところに歩み寄った。
悠くんを見ると、棚からリングのような物をかかげてないちゃんに聞いている。
悠くんからリングを受け取ったないちゃんはあなたの首にそれを近づける。
ガチャンという重い音と共にリングがはまった。
僕はポケットからスマホを取り出し、先程まで調べていたあなたの個人情報を見せる。
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☆55 ♡85














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。