幻想の中で起こったことを話し終え、
私が話を締めくくると
イレイザーヘッドはそれだけ言って
私に背を向けた。
... これは帰っていいよってことなのかな
いいや、帰っちゃお ((
取ってつけたようなお辞儀をしたあと
職員室を出ようとしたが
引き止められてしまった
... 何だかそんな気がしてましたよ
さっさと言ってくださいと圧をかけるように
きつい口調で言ったが
効果は無く、無言を貫かれている
イレイザーヘッドはそう前置きしたあと
そう聞いてきた。
これ以上聞かれるわけにもいかないから
職員室から逃げるように出た
相澤先生との話が終わったあと、
私は事務所に帰って
やるべき仕事を終わらせていたら
いつの間にか今日が終わりそうになっていた。
バカみたい
そう思いながらタバコを1つ取り出し
ライターを探す。
壊れたのかなんなのか ...
そう思っていると
なんで事務所にいるのか、そう聞く前に
私の加えていたタバコを取って
火をつけてからまた口に入れてくれた。
そう言いながら1本あげてみた
《 骨腐るよー? 》
と、冗談っぽく言ってみたが
と、正論で返された。
おそらくなんの意味だから分かっていないイトは
煙草を一服した瞬間
そう言いながら、
私はまた新しいタバコを取り出した。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。