ミナ「このやり方はこれからたくさん使うからしっかり覚えておくように。」
生徒「は~い。」
ミナ「じゃあこれで授業は終わり、分からないことあったら質問しに来て。」
そう言って先生は5分だけ早く授業を終わらせた。
とは言っても質問などしに行く生徒なんて
いるはずがない。私もその1人だし。
でも違う、私は。
チェヨン「先生。」
ミナ「ん?分からないとこあった?」
私の方なんかちっとも見ずに
荷物を片付けながら返事をするミナ先生。
チェヨン「そうじゃないんだけど……今日の放課後、303教室に来てほしいな~って……。」
私が言い終わらないうちに
ミナ「前も言ったけど行かないよ。」
と言われてしまった。
うん、想定済み。
私はミナ先生を呼び出して何度断られたことか。
ミナ先生だって私が声掛けた時点で
呼び出しされることは察していたと思う。
それにミナ先生は勘がいいから
私がなんで呼び出してるのかにも気づいているに違いない。
だから私は考えて来たんだ。
チェヨン「来ないと帰らないから。」
ミナ「え?」
チェヨン「今日は必ず、来て。」
先生の目をしっかり見て言い切れた。
ほんの一瞬だけ先生と目が合ったけど
私はすぐに先生から目を逸らし、走り去った。
―――放課後―――
チェヨン「……。」
時計に目をやると18時。
生徒たちの最終下校時刻まであと1時間だ。
ミナ先生は部活動の顧問はしてないし
職員会議も今日はないはず。
やっぱりこれでもだめか~……。
3年生に進級してすぐやって来たミナ先生。
最初は「きれいだな~。」としか思ってなかったけど
ミナ先生の霞んだ声、守りたくなるような性格、
なのに全部見透かしてるような大人の雰囲気。
その全てに見事に落とされた。
ミナ先生だって気づいてるはず、私の気持ちに。
私が先生に話しかけると
わざと嫉妬させるような発言をしたり
私に諦めさすような言葉を掛けたりする。
ひどいよ。
まだ告白もしてないのに振ろうとしてるのバレバレだし。
チェヨン「でも好きなんだもん……。」
ミナ先生は3月で先生をやめるらしい。
本人がそう言ってた。
何でなのかは結局教えてくれなかったけど。
ミナ先生ともお別れが近づいているのだ。
あれからもう一度時計の方に目を向けると
18時33分になっていた。
もう諦めるしかないか……。
ミナ先生を待つのも……ミナ先生に告白するのも……。
チェヨン「はぁ……。」
深いため息をついて教室のど真ん中にある机に突っ伏した。
ミナ「行かないって言ったやん。」
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皆さまお久しぶりです🥲すい🍓です!
そしてあけましておめでとうございます🐲
ずっと投稿してなくてほんとにすみません……。
今急に描きたい欲が出て
突発的に描いちゃいました(笑)
続きもできる限り早く描きたいので
ぜひ次のチャプターも更新されたら
読んでくださると嬉しいです💖
更新頻度激遅ですががんばります🥲
応援よろしくお願いします!
ちなみにこの前27日の福岡公演参戦して来ました🔥
ぜひコメント欄で語りたいです(笑)
すい🍓












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。