ジヒョ先生ってほんとかわいい。
それが私たち8人の口癖ってこと
きっとジヒョ先生は知らないんだろうな。
ジヒョ「コラーーー!廊下は走らなーーーい!」
ミナ「...。」
長い廊下の奥の方で
ジヒョ先生に怒られている8人組の2人、
ジョンヨンとダヒョンが怒られていた。
それを無言で眺めるのはいつものこと。
ミナ「ここまで聞こえるし...。」
なんて1人で呟いてみた。
この独り言を聞いた人からしたら、
まるで私はジヒョ先生か嫌いみたいな感じだけど
自分で分かってる。
ほんとは強がってるだけ...。
怒られたにも関わらず
ジョンヨンとダヒョンはニッコニコで
むしろジヒョ先生と楽しそうに
おしゃべりしてるのが見えた。
ダヒョン「ジヒョ先生ほんとかわいいですね(笑)」
ジョンヨン「ほんとかわいい。」
そんな声も聞こえた。
きっと廊下を走ってたのだって
ジヒョ先生に怒られるためなんだろう。
悔しくて、
楽しそうに話すジヒョ先生の横顔が見たくなくて...。
私はただただ下を向いて歩いていた。
のはずなのに...
ジヒョ「あれ、ミナー?どうしたの?元気ない?」
俯いている私を遠くからでも見つけてくれて
そう声をかけられた。
ミナ「ジヒョ先生...。」
ジヒョ「ん?」
そして私の目の前に来て
不思議そうに首を傾げるジヒョ先生。
ミナ「先生のせいですよ...。」
私は本人に聞こえないくらい小さな声でそう言った。
ジヒョ「なんて?」
案の定聞き返されたけど、
私は顔を上げないまま走ってその場から逃げ出す。
ジヒョ「ちょ、ちょっとー!ミナ!?」
後ろからやっぱり大きなジヒョ先生の声が聞こえたけど
それには振り返らなかった。
サナside
サナ「みーたんも素直やないな~ももりん。」
モモ「まあそれでこそみーたんやからな。」
モモと教室にいると
いつにも増して大きいジヒョ先生の声が
聞こえたもんだから窓から覗いて見てみると
ジヒョ先生に背を向けて走っていくミナと
ジヒョ先生の近くでキャーキャー言っている
ジョンヨンとダヒョンを見つけた。
そういうことね...(笑)
その一部始終を見ただけで
どんなことがあったのか大体想像出来る。
ミナはジヒョ先生が何かとミナのことを
気にかけていることには気づいてない。
モモ「ある意味みーたんが鈍感でいてくれて助かるけど...。」
ボソッとそう呟くモモ。
サナ「え?」
その発言ってさ...
モモ「さーたんもやろ?(笑)」
私は目を丸くしてモモの方を見た。
「さーたんも好きなんやろ?ジヒョ先生のこと。」
モモははっきりと言わなかったけど
そう言っていることは確か。
モモ「親友やけどライバルやからな(笑)」
やっぱり...!
まさかモモもジヒョ先生のことが好きだとは思わなかった。
それでなくてもライバルの多いジヒョ先生。
だってジョンヨンとダヒョンだけではない。
ナヨン「ちょっと抜けがけなんてずるいじゃない!」
なんて言いながら
ジョンヨンとダヒョンの方に走っていくナヨン。
その様子を羨ましそうに眺める
チェヨンとツウィだって教室にいることは知っている。
モモ「へへ(笑)お互い大変やな?(笑)」
サナ「そ、そうみたいだね...(笑)」
大変どころか驚きすぎて
声が裏返りそうになる私をモモは余裕そうに笑っていた。
サナ「サナだって負けへんもん...。」
そうやって誰にも聞こえないくらい小さい声で呟いた。
モモ「ん?なんか言った?」
サナ「なんでもない。サナやったんでっ!」
今度はクラス中に響き渡るくらい大きな声でそう言った。
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@りる⛄️🍌❤️ さんのリクエストでした!
ほんとにほんとに遅くなってすみませんでした🥲












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!