第91話

🐧 × 👧🏻 すれ違い 1
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2023/03/14 13:25 更新
ミナ「ねえあなた聞いてる?」



あなた「え、何?」




ほらね予想通り、聞いてないと思ったよ。




ミナ「いや、何でもない...。」




私は無理やり笑顔を作った。




これじゃあ付き合ってるはずなのに
永遠に私の片思いじゃん...。なんて思うけど
そんなの口には出せない。




私はTWICEって肩書きがあるから、
あなたと必要以上にベタベタしてるところを
もし他の人に見られたりしたら、
いくら恋愛解禁とはいえあまりよろしくない。




それにまだ世間には
あなたと私が付き合ってることを知られてないし。




ミナ「明日、久しぶりにデートしない...?」




それでも勇気を振り絞ってそう言ってみた。




あなた「ああ...ごめん、明日は予定あるんだよね。」



ミナ「そっか...。」




来週の明は久しぶりのオフ。




あなたには前々からこの日はオフであることを
伝えていたから当然のようにあなたは予定は入れないで
私と過ごすと思ってた。




でもそう思ってたのは私だけだったみたい...。




やばい...涙出そう。




このまま今あなたといるとダメだ。




恋人同士でもある程度離れることも大切だし、
頭を冷やすことも大切。




ミナ「ちょっと出かけてくるね...!」




涙が溜まった目を見られないように
私はおもむろに立ち上がって、
あなたと目を合わせずに部屋を出ようとした。




あなた「あ、ミナ待って!えっ...!?」



ミナ「...っ!」




あなたは私の腕を掴んで
そのままクルっと私の体を引き寄せた。




いとも簡単に私の体はあなたの方を向いてしまう。




そして目に溜まっていた大量の涙が
1粒頬をつたって流れてしまった。




あなた「髪にゴミ着いてたから取ろうとしたんだけど...なんで泣いてるの...?」



ミナ「な、何でもない...。」



あなた「泣いてるのに何でもないわけないじゃん?なんかあるなら言って?」




なんかあるならって...。原因はあなたなのに...。




ミナ「だから何でもないって...。」




あなたと休日過ごしたかったからなんて
そんなこと言えないし、
私は自分の手で涙を拭ってあなたから目を逸らす。




あなた「なんか悩んでるの...?」



ミナ「...。」



あなた「私にも言えないこと...?」



ミナ「...。」




きっと優しさでそう言ってくれてるんだろうけど
今の私はあなたの優しさに気づく余裕なんてなかった。




なんなら私が泣いてる理由に気づいてくれないことに
イライラするばかり。




あなた「黙ってたんじゃ分かんないよミナ。」



ミナ「全部全部あなたのせいじゃん...。」




やっと口を開いたかと思えば
自分でも驚くような言葉だった。




あなた「え、私?」



ミナ「あなたが...あなたがっ...。」




もう目から溢れて止まらない涙を拭うこともせずに
あなたの前から走り出した。




あなた「ちょっとミナっ!」




後ろから聞こえたあなたの声には振り返らなかった。




その日の夜は宿舎には帰らず、適当にホテルに入って、
あなたからの連絡も全て無視した。




ミナ「ほかのメンバーには事情話してるし大丈夫か...。」




このままじゃあなたといても幸せじゃない。




明日はあなたは予定があるって言ってたし、
私は1人でちょっと頭を冷やしにお出かけしよう。




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長くなりそうなので一旦ここで切ります!


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