春奈がいなくなてから、一週間が過ぎた。
俺はまだ現実を受け入れられずにいる。
そんな中…
俺はいつものように、目覚まし時計の音がして目が覚める。
そして、朝食を食べて、リュックを背負って家を出る。
学校に着いた。
クラスメートたちが、いつものように大声で喋っている。
そんな中…
懐かしいような、聞きなれたような声が聞こえる。
俺が後ろを向くと…
そのさきには春奈がいた。
そのあとは春奈と普通に過ごした。
あれはただの夢だったのだろうか。いや、いつからだろうか。わからない。でも、
今、ここに春奈はいる。
俺は春奈がいる世界で生きている。
春奈 視点
朝学校に行くと、健太がまるで幽霊でも見たかのような目でこっちを見てきた。
そのあと、健太に問い詰めると、私がいなくなる夢を見ていたらしい。
だから、私がいて、安心したらしい。
健太って、夢と現実がごっちゃになるなんて、馬鹿だなって思う。
でも、私はそんな健太が大好きだ。
健太 視点
あの日から、一ヶ月ぐらい過ぎた。
俺はなんで、あんなに春奈がいることに驚いたか、なんの夢を見ていたか、よく覚えていない。
でも、俺は今も、春奈がいること、生きていることを奇跡のように思って生きている。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。