第8話

episode‐2 役に立たない道具…そんなフリは、もうしない。
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2025/01/19 09:53 更新
…僕は…黙り込んでしまった。手や足が震えているのがよくわかる。
目の前では、ローレンさんが必死に闘う…これが『接待』というものなのか…

少し悔しさが胸を痛めつける。
『こんな自分で役に立てるのか』…と。
否。自分は、 “役立たない道具” だ。
動きたい…助けたい。守りたい…。

















なんにもせず、棒立ちをする自分に腹が立つ。


もう違う自分になりたいと…『役に立つ道具になりたい』と
ローラン
ローラン
はあっ!!
辛そう…もう敵は、勝った気持ちでいるのだろう…
一歩…また一歩と…次第に走っていた。

一冊の本を持って…
目につけてた包帯が目のある方だけ解ける、





怖くない..そう、怖くないよ。





…私が望むのは…....。
ソフィア
ソフィア
これでもくらえっ!!
本の中から一本の剣を出す。そしてその流れのまま…







血が…ぽたぽたと…剣が段々と鮮やかな赤く染まっていく。
ソフィア
ソフィア
....初めて…人殺した....あはは…ゲホゲホ…
もう覚悟が決まった…決まったから…それでも信じられない

吐き気がした。
ローラン
ローラン
…大丈夫か?
ソフィア
ソフィア
大丈夫…多分。
…刺したはずの人は、跡形もなく血のたまりの上に…3冊の本があった。
ソフィア
ソフィア
これが....
ローラン
ローラン
な?これが本の正体…だ。
ちょっとは、慣れてきたか?
ソフィア
ソフィア
…まあ、慣れてへんって言うたら嘘かもしれんけどね…
僕は…その本を手に取って、そっと本棚にしまった。

私が持ってた本は…手放したくなくて今も持っている。



































私の持ってた本の題名は…
『Unnamed Archives』…

















『名前のない書庫』だった。
結構話が変わるが、それ以来『接待』の仕事も増え始めたころ…
ソフィア
ソフィア
いや…包帯付け直せてよかった…てか、この本…私が持っててええやんな?そもそも持ってへんと『接待』も何もできなくなるし…
そう独り言で言っていると、何かにぶつかりその場で体勢を崩し、倒れてしまう。
ソフィア
ソフィア
っいててて…ぶつかってしもてすいま((
そこにいたのは、私の服によく似た女性…?がいた。
キューバン
キューバン
君…大丈夫?
ソフィア
ソフィア
あ……えっと…はい
キューバン
キューバン
…見ない顔だね?名前は?
ソフィア
ソフィア
そ、ソフィアや
知らない人…だけど…招待状…持ってる気配もしない
じゃ…一体…??
キューバン
キューバン
そんなに緊張しないでおくれよw悲しいじゃないか
ソフィア
ソフィア
あ、い、いやあ…す、スイマセン、他に人がおるとは思 てへんくて…
キューバン
キューバン
僕はキューバン、ここの司書を担当してる。よろしく頼むよ
ソフィア
ソフィア
こちらこそ…
キューバン
キューバン
君は、何担当?
ソフィア
ソフィア
あ、えーと…補佐ですかね…
そっか…補佐と指定司書しかないのかな~…って思ったけどフツーに司書っているんだな…
ソフィア
ソフィア
分からへんことあったらスイマセンが教えてもらえると助かるな…
キューバン
キューバン
ふふふ…いつでも聞きにおいで
この人…仲良くなれそう…な気がした。
キューバン
キューバン
あ、そういや……もう一人いるんだった
ソフィア
ソフィア
…誰が?
キューバン
キューバン
ん~…w付き合いが難しい…人…かな?
ソフィア
ソフィア
付き合いが…ややこい人…??
そう聞いた瞬間、奥からまた一人。ショートカットの男の人がこちらに歩いてきた。
キューバン
キューバン
あ....噂をすれば…w
ゼノ
ゼノ
あ、駄目犬()こんなところにいたのか、
キューバン
キューバン
…僕は、キューバって名前なんだけど?いつから犬扱いなんだ??ん???^^
ゼノ
ゼノ
あー…ごめんごめん…えっと…そこにいるチワワは?
誰がチワワだ、てか、犬に例えようとすんな()
ソフィア
ソフィア
あ、えっと…総記の指定司書のソフィアです
少し怒りを覚えつつ、感情に出さず、ニッコリ微笑み返す
ゼノ
ゼノ
僕は、ゼノ。以後お見知りおきを
ゼノ
ゼノ
ここにいる人、案外皆さん必死ですよ。
ソフィア
ソフィア
へ、へえ....
な、何だろこの気持ち…嫌な予感が…って、あれ、
そういえばキューバンさん居なくね??いつの間に…??
ゼノ
ゼノ
知ってますか?焦ってる人は使いやすい…
なんなら全て従ってくれます。まるで飼いならされた犬のように…なんてね?
ソフィア
ソフィア
………。(絶句)
ここに…いる人は………結構ヤバい奴が多い………のかもしれない。

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