ふぅー…
えっと、熱さまシートと栄養ドリンクと…
というふうに、私は薬局で色々買ってるぅとくんの家に向かった
見た感じるぅとくんはだいぶ弱ってるみたいで、辛そうだった
るぅとくんはこのマンションの最上階
かといっても私はいつも家の前までだったので、家の中に入るのは初めてだ
.
ここはほんとに人が住んでる部屋なのかと言うほど殺風景だった
多分忙しくて寝ると作業以外のことを家ですることはなかったのかな…
そんなことを思いながらるぅとくんをベットに寝かせた
.
あ、そっか、僕熱出しちゃったんだ…
あなたはそういいながら歩いてきた
あなたはスプーンを渡すどころかすくって僕に差し出してきた
そういいながら焦るあなたが可愛くて
消え入るように下を向きながらそういうあなたがとても愛おしかった
あぁ、そっか…
僕…
.
にしても殺風景だなぁ…
最初なんてお鍋の位置すらもわかんなかった…
こんなとこ開くなんて思わないもん…
…よし、これぐらいかな
そろそろ帰ろーっと
この笑顔には弱い…
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。