第2話

# 不思議な子 。
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2026/01/28 12:30 更新










はじめは14歳の小さな女の子だった。


康二の後ろに隠れ、手を握り締めたまま立っていた。


この子、不思議な子だな。




何となく、そう感じて。


関西の頃からの仲なのか、康二とだけはたくさん話す。
いかにも普通の女の子だった。


ところが。




踊らせてみれば頭からつま先まで美しくて、軽やかで。

この子はきっと、このグループには必要だ。



きっとそう感じたのは、俺だけじゃないはずだよね。









あなた
なぁさく、ふっか寝とらん?あれ
大介
えほんとだ、寝てるかも

辰哉
寝てねーよ起きてるよ
あなた
やっべ起きとる
大介
おじいちゃんみたい
辰哉
佐久間聞こえてるよー?
あなた
ふっか優しいからあたしには怒らへん。さくどんまい。
辰哉
あなたちゃんにも怒るかもな俺
あなた
終わったやん
大介
まあまあ、そう怒んないでよおじいちゃん
辰哉
え俺佐久間と同い年だよね??
あなた
え?53歳ちゃうん?
辰哉
いやおじいちゃんすぎるだろ


あなた
んで、何ボーッとしとったん?考えごと?
辰哉
んーん。
辰哉
あなたが来た時のこと思い出してた
大介
大きなったよねほんとに
あなた
みんなのおかげや。もう22やで
辰哉
えっ、もう22!?時の流れって早いねぇ…
大介
ほんとにおじいちゃんみたいな発言だな。


亮平
あなたー、ちょっといい?
あなた
あ、阿部ちゃんに呼ばれた、ごめんふたりとも、行くなあたし
辰哉
ほいほーい
大介
行ってらっしゃい



辰哉
…ほんと、不思議な子。




まぁ、それが可愛いんだけどね。







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