ドキドキ……
なんなんだ、この気持ち。
そして、誰なんだ、あの人は。
夢に出てきたその人は、目が合ったとき優しく笑ってくれたんだ………
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会いたい。
もう1度あの人に。
見たい。
もう1度あの笑顔を。
なんて、なんて素敵な笑顔だったことか。
そして、なんて心を奪われる笑顔だったことか。
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そうだ。
私が人を好きになる訳がない。
しかも、私夢で会った人に惚れてたってこと?
何考えてるんだ……
バカみたい。
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「ゆめって言うんだ。いい名前だね。」
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また、また思い出してしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!