第36話

Thirty - three
1,872
2023/12/21 07:48 更新










あなたside














三ツ谷 あなた
 大寿くん ッ ! 

通りに入ると 、ボストンバックを抱えた大寿くんが丁度ホテルから出てきた
柴 大寿
 ! ... 

大寿くんはまるで鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして私を見ている






そんな表情に私は思わず呼吸を忘れてしまっていた
三ツ谷 あなた
 ... 

必死に追いかけて来たものの何を言えばいいのか...
三ツ谷 あなた
 フゥ ... 

肺一杯に空気を取り込み 、心を落ち着かせる
三ツ谷 あなた
 あ 、あの ッ 

そして声を振り絞り 、叫ぶように声を掛けた
三ツ谷 あなた
 急にいなくなるなんて ... 酷いよ 
柴 大寿
 ... 
柴 大寿
 金は送った筈だ 
三ツ谷 あなた
 お金じゃない ッ 

大寿くんはバツが悪そうにそこから立ち去ろうとする
三ツ谷 あなた
 ッ 待って ! 
三ツ谷 あなた
 す 、好きなの ッ ! 

私の言葉にたいそう驚いたのか






目の前の大寿くんは足を止め 、顔を顰めて私を見た
柴 大寿
 ... そんなの一時の感情だ 
柴 大寿
 俺といる時間が長かった それだけだ 
三ツ谷 あなた
 違う 
三ツ谷 あなた
 私は ... 暴力とか振るわれていたのにも 
関わらず大寿くんが好きだって言ってるの
三ツ谷 あなた
 それに ... 好きじゃなければ命捨てる覚悟で 
守ってない

私は全て本心で話す
三ツ谷 あなた
 大寿くんは ... 私の事嫌い ? 
柴 大寿
 ... 
柴 大寿
 ああ 、嫌いだ 
三ツ谷 あなた
 ッ ... 
柴 大寿
 どれだけ暴力を奮っても 、突き放しても 
何故かお前は俺から離れない

今までは離れない と言うより離れられなかった






否 、それも今では言い訳になるかもしれないけど ...
三ツ谷 あなた
 ... 確かに私は貴方に人生を狂わされた 
柴 大寿
 それは悪いと思ってる 
三ツ谷 あなた
 悪いと思ってる ? 
三ツ谷 あなた
 悪いと思ってるなら責任とってよ ッ ! 
三ツ谷 あなた
 私が好きだって言ってるの ッ 
三ツ谷 あなた
 この気持ちの責任 ... ッ 
三ツ谷 あなた
 とってよ ... 

私はいつの間にか泣いていて 、大寿くんに見られないよう顔を隠すのに必死だった
柴 大寿
 ... 俺は 
柴 大寿
 またお前に手を出すかもしれない 
三ツ谷 あなた
 ... 避けるから大丈夫 
柴 大寿
 また声を荒らげるかもしれない 
三ツ谷 あなた
 耳を押さえたら聞こえないでしょ 
柴 大寿
 また ... お前を閉じ込めてしまうかも 
しれない
三ツ谷 あなた
 好きな人と二人きりなら願ったり 
叶ったりかな

私は涙を拭い 、微笑みながらそう答える






そんな私に対し大寿くんは俯き 、そこから動かない
三ツ谷 あなた
 ねぇ 大寿くん 
柴 大寿
 ... 
三ツ谷 あなた
 もう一度聞くよ 
三ツ谷 あなた
 私の事 嫌い ? 
柴 大寿
 ... 

大寿くんは私の方へ一歩 、一歩と近づき






私の目の前に立った
三ツ谷 あなた
 ... 

ギュッ
三ツ谷 あなた
 ! ? 

突然体を引かれ 、強く抱きしめられる







そして
柴 大寿
 好きだ 

そう耳元で囁かれた
三ツ谷 あなた
 ... // 

いきなりの演出に戸惑う私は






自分から問いかけた質問に何も言うことが出来なかった
柴 大寿
 返事は ? 

見上げるほど高い彼の身長に覆われ 、私は赤くなっている顔を隠す
三ツ谷 あなた
 わ 、たしも ... 
三ツ谷 あなた
 " 好き " 

私は大寿くんの腰に腕を回し 、抱き締め返した






そこからはぎこちないながらも色んな話をした






私を攫った経緯も照れながらも話してくれた






どうやらその経緯と言うのは一目惚れだったらしい






愛を伝えることも出来ず不器用でごめん そう言ってくれた大寿くんの目には薄ら涙が浮かんでいた






私も話を聞いてあげれなくてごめんなさい






これから私は大寿くんとずっと一緒にいよう






またすれ違うことがあっても 、自分の気持ちを信じて






大寿くんを信じて ─────────
































" 結婚を前提にお付き合いしてくれ "









" はい よろしくお願いしますします 、! "
















𝑭𝒊𝒏.

本当の最終回です ! 笑

ここまで見てくれた皆さん

本当にありがとうございました !

妹のリクエストだったとは言え 、正直私も楽しんでこの作品を作ってました 笑

この作品を面白いとおもってくだされてれば光栄です !

では 、また他の作品で !

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