あなたside
必死に足を動かして着いたのは大寿くんの家
何度か連れてこられていたのが幸をそうし
まっすぐここまで来れた
ピンポーン
自分でも分かるぐらい震えながらインターホンを押す
出てきたのは妹ちゃん
確か名前は...柚葉ちゃん...かな
息を整えながら私はそう問いた
そう言えば自己紹介まだだったと思い
私はちゃんと柚葉ちゃんに向き合う
そう自己紹介した時 、玄関から見える部屋の奥からもう一人の子
つまり弟くんが出てきた
どうやら弟くんは私のことをちゃんと覚えてたらしく 、
そう大声で叫ぶ
ペコッ と頭を下げると 頭を上げてくれと二人から懇願される
知らない事実を知り 、固まってしまう私
なんで私には言ってくれなかったのだろう
私は謝礼はまた来るから場所を教えて欲しいと二人にせがんだ
知らないな と弟くんと顔を見合せながら言う妹ちゃん
私はなるべく心配かけないようにそう言って柴家から離れた
息を切らしながら 、人混みの多いところに入る
もうすぐ大晦日ということもあり人でごった返してる商店街
人波に飲まれながら考えてしまう 見つかるのか という心配
そんな考えはしないようにしてた
でもどこに行ったのか分からない相手を探すのなんて至難の業だ
無理に等しい
その上私は病み上がりだ
体力なんて米粒ほどもない
私に声をかけてきたのはココとイヌピーだった
同時にされる2つの質問
2人の質問に対し答えようと顔を上げると
2人は眉を下げ 、私に駆け寄る
暗い
心配から?それとも会えなかったから?
どちらにせよこんな表情見たことない
何を思ってか 、不機嫌顔でそう言うココ
私は何も言わなくなった二人を後に 、教えてもらった通りへと足を進めた
NEXT_











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!