芥川が探偵社を出ていってから数分後
入れ替わるようにしてドアの前が騒がしくなった
扉が開いたと思った途端、
ナオミが谷崎に勢いよく抱きつく
与謝野が続いて入室する
そんなことを話ていると
再び探偵社の扉が開いた
鏡花が福澤の言葉に頷く
太宰 side
今日はとてもいい天気だ
だから私はいま川に流されている
おかしいな、
国木田君から命令されて
敦君や谷崎君あたりがそろそろ来る頃なのに
まぁ死ねるならいいや
.....だが彼此10分流されている
いくらいい天気だとはいえ寒いものに変わりはない
よって
寒いばかりで一行に死ねなーい
ん、?
あそこにいるチビは蛞蝓じゃないか
こっちに近づいてくる。なんで?
中也に貸しは作りたくないな
よし、自分であがろう
太宰が中也の腕を掴む
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。