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第14話

珍しく
105
2023/08/15 11:17
ー1週間前ー



その日は、部活後にミーティングがあり普段より家に帰るのが遅くなってしまった。



帰ると珍しく父親がリビングにいて、何してんだろ、なんて思いながら、自分の部屋に入ろうとしたところ父に声をかけられた。
お父さん
あなた、おかえり
あなた
っ、あぁ、ただいま

なんだあいつ、、、。


珍しくあっちの方から声をかけてきたことに驚きつつも平静を装い返事をする。



取り敢えず、部屋に入ろうと座る父を無視したところ、またしても呼び止められた。
お父さん
あぁ、ちょっとまってくれ
あなた
?あぁ、うん。何?
やはり、何かを言うために待っていた様だ。

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