5 ~ 6 話 先の関係性になっているので
「 こんな仲良かったっけ …… ? 」
と 思うと思います 。
気にしないでください !!!
欠伸をしながら教室に入ると 、
何だか 1つの机に人がたむろっていた 。
いつもの如く それは王子の机だったが
今日は何だか 、 集まり具合が違う 。
…… あ 、 そうだった 。
今日 誕生日だったっけ
女子達がそう話していたことを思い出すと
何だか腑に落ちた 。
あそこに混ざりたいが
混ざった瞬間 険悪な顔をされるのは察せる 。
私は最強技 、 『 寝たフリ 』 を
1人寂しく 繰り出していた 。
放課後になり 、 少し時間も経ったので
教室は がらんと人が居なくなっていた 。
…… 今がチャンス 。
そう思って 私は珍しく
自ら彼の机へと足を運んだ 。
兄から教わった 陰キャ術 、
『 言葉を途切れ途切れ術 』 を使いながら
私は彼に 購買で買ったお菓子を渡した 。
他の子達が 綺麗にラッピングされた物を
次々と彼へと渡していくものだから 、
私が今あげたお菓子たちは それと比べ
当たり前だが とても劣る 。
私が謝りながらその場を去ろうとすると
" 待って " と 手を引かれた 。
ダメです 王子 。
そんなこと言ったら 私の心が持ちませんよ 。
…… この天然記念物が 。
私は彼の思わぬ言葉に心が乱れ
自分でも正常が保てていないことが分かる 。
私は自分を落ち着かせるため 、
頬を何度も何度も叩いてみる
私は耐えきなくなり 、
思わず教室から飛び出した 。
顔が赤いこと 、 表情が普段通りではないことを
…… 彼に見られたくないから 。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。