〜樹side〜
ある公演でのアンコール、俺は急に体がふらついた。
体調が優れないのは分かっていたのに気づかないふりをしていた。自業自得だ。
そう思ったが、俺の体が地面につくことはなかった。
あなたのニックネームがとっさに肩を組んで支えてくれた。
だが、相変わらず足に力が入らず体重を預けてしまう。
北斗は急に呼ばれ驚いていたが、俺とあなたのニックネームの様子ですべてを察し、俺を舞台袖まで連れて行ってくれた。
〜北斗side〜
急に名前を呼ばれ訳がわからなかったが、樹の顔色の悪さから状況を理解した。
樹を運ぶのはあなたのニックネームには難しいので、場所を変わって樹を舞台袖まで連れていく。
そうは言ったものの、かなりまずい。
今はGood luck。樹のラップは残ってる。
あとの曲はスタッフさんが指示を出してくれるはずだが、この曲は乗り切らないと。
•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
しかし、もう間奏が始まってしまった。
その時、
ファン)イェーーーーーーーーーイ!
Hey,brother! まだまだ
そんなもんじゃねぇだろ?
辛い過去がなんだ、超えてきただろ?
ヘラヘラしてる裏の努力
everybody knows
ほらDon't look back 今を生きろ
この咄嗟のあなたのニックネームの行動は大きな反響をもたらしたのだった。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。