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第44話

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2025/05/20 15:26 更新
         バタンッ バタンッ
mb
あれ、今、なんか音しませんでした?
あなた
ゲホッゲホッ、聞こえましたゲホッ、
mb
風で木が倒れたとかですかね
あれ、今日風強かったですっけ。
あなた
全然、ゲホッ、分かんないです、笑ゲホッゲホッ
mb
ちょっと見てきますね
そう言って外に出ていった数十秒後、  さんは血相を変えて走って戻ってきた。
mb
よ、艾さん!ヴィランが、!!
あなた
え、ケホッ、どうしたんケホッ、ですか、?
mb
KOZAKA-Cが、100体、いや150体はいます、なんかすごいでかいのも1体、このままだと本部が、!!
あなた
はっ、
mb
『艾宅、本部への危険を報告します、妖魔500体程確認!内一体は体長5m程です!』





『こちら本部長、電波妨害につき、東西ヒーローへの連絡が取れない!仮免ヒーローの本部護衛目的の戦闘を許可する!』




仮免ヒーローが10人ほど雇われているのは知っていたが、経験と力を持った東西ヒーロー1人が150体を相手している現状で、いくら体力自慢の若者と言えど素人が倒せるのか。

しかも、5メートル以上のデカいやつもいるらしい。


仮免ヒーロー達、最悪、死ぬ。
その瞬間、俺は頭の中をフル回転させた。


本部を壊されれば、ヒーロー活動に甚大な被害が出る

ヒーロー活動が出来なくなれば、国民を守ることが出来なくなる

そうなれば、国がヴィランによって壊滅する可能性も十分にある


壊させてはいけない、壊させない


そのためには、
あなた
机のッ、引き出し、開けてください、ゲホッ
mb
え?
あなた
引き出しッゲホッゲホッ、開けて、手袋くださッ、ゲホッ
mb
え、?でもこれはっ!
あなた
俺はッ、腐っても、ケホッ、元ヒーロー、ですッゲホッ 今も、ゲホッ、ヒーローなんです、ゲホッゲホッ
mb
わ、わかり、ました。
そして俺は手袋デバイスを受け取った。

変身は半年ぶりだけど、上手くいくはず。

少し力むだけで小刻みに震える手に手袋を被せる。

指を鳴らした瞬間、全ての不調が飛び、体が浮いたと錯覚するほどに軽くなった。

そして、慣れ親しんだ戦闘服、マントを纏った俺は
あなた
後で迎えに来ます。だから安全な所に隠れてて。
それだけ言って本部に向かって走り出した。


家から出て、気配を探る。

本部の方には、変身した仮免ヒーローが5人、ヴィランの気配がする後ろ側にも5人。

本部の方の人達は、みんな目を輝かせていて、初のヒーローの任務に期待しているような顔だった。



そんな、生易しいものじゃないのに。





真後ろにある大きな気配の方を振り向くと、20メートル程ある大きな妖魔がいた。


少し大きめの箱のようなものから、常に妖気が放出されていて、それを吸い込むことでここまで大きくなったみたい。

妖気が常に出てくる箱...
あなた
これ、結構やばいかもな















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