第4話

四話
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2021/05/09 03:00
『帰り道』

愛騎:あ、そうだ、私のこと、気軽に呼んでくれて良いんだよ??例えば愛騎とか、、

焦凍:いや、大丈夫だ。
待て待て待て待て。

『大丈夫だ。』じゃないんだよ。

この人、案外鈍いの、、、?
愛騎:好きな食べ物は〜?

焦凍:、、、あったかくねぇ蕎麦。

愛騎:(こだわりでもあるのかな、、)へぇ、そうなんだ!

焦凍:、、、こんなに俺のこと聞いて楽しいか?

愛騎:楽しいよ!!私は、、もっと、轟くんのこと、、知りたいなぁ、、、、?
これで落ちない人はいないでしょ。
焦凍:そうか。

愛騎:ガーン!!!!
嘘、、、でしょ、、、
焦凍:でも守宮、お前って聞くだけで全然自分のこと言わねぇよな。俺はお前の名前しか知らねぇし。

愛騎:え、気に、、なる?

焦凍:おぅ。

愛騎:えっ////

焦凍:ん?どうかしたか?なんかさっきより顔が赤、、、

愛騎:なんでもないの!!
くっ、、な、なんだこのムズムズした感覚!!

今までで一度も味わったことない、、
愛騎:じゃ、じゃあ、何か質問とか、、ある?

焦凍:そうだな、、そう言われると、、、
、、、あ、そうだ。

私、記憶喪失、、してたんだ。
焦凍:、、、好きな食べ物、、、?

愛騎:クスッ、、、(それなら私も答えられる。)私の好きな食べ物はね、、特にこれと言ったものはないんだけど、強いて言うなら、、、白米、、、?

焦凍:好きなやつは多いと思うが、まさか、、それを答えるとは思わなかった。

愛騎:えっ、そう?
自分もなんで白米だなんて答えのか分からないけどね。

なんか、口が勝手に動いただけなの。

きっとこれも、記憶喪失する前の私がすっごい白米好きだったに違いない。

、、、このとき気付いてはいなかった。

いつの間にか、仲良しごっこしないだなんて言っていた轟くんが少し笑みを浮かべていたことを。
『翌日』

麗日:愛騎ちゃん何チーム〜?

愛騎:ん〜とね、私は、、、Fチームだったよ!

麗日:うっ、、ち、違かった〜、、、
、、、そう、今日はオールマイトのヒーロー基礎学、戦闘訓練。

轟くんとも違うチームだし、、、まぁどうせ勝つけど。
上鳴:うっわ、もう次俺じゃん!!

愛騎:上鳴くん、頑張って!応援してるよ!

上鳴:お、おぅ!!ありがとな!!////
ほら、普通の人はこうなるの!!

上鳴くんがお手本です、轟くんも見習って下さい!!!

そして、私のチームも無事勝利を収め、戦闘訓練は終わってしまった。

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