ニンゲンがきてから一週間が経った。
父さんはまだニンゲンの能力に気づいていない
まあ、オイラが使わせないようにしてるからなんだが…
もし、オイラのいないところでニンゲンが能力を発揮したら…
考えるだけで心配になる
オイラは、ここで家を出なければ…
散歩なんて行かなければよかったんだ……
事態に気がついたのは、オイラがグリルビーズでハンバーガーを食べているときだった。
店のドアが勢いよく開き、
と、パピルスが青ざめながら飛んできた。
オイラは察した。
オイラは、いつかくるだろうとは思っていたが、こんなに父さんがソウルを欲しがるほどの能力だとは知らなかった。
オイラは店から飛び出した。
店から出てすぐに、オイラは緊張感に包まれた。
父さんは、モンスターの中でも謎に包まれ、そしてなにより、頭がいい。
だから能力のことはよく知っている。
自分の能力の使い方も。
オイラが言いたいのは、
父さんの力はモンスターの中でもトップレベルな強さであるということ
俺は左眼を光らせた。
父さんの能力に囚われているオアシスが叫ぶ
でももう、そんなの聞いてられるか。
俺は、
ニンゲンを、
守らないと……。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。