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第1話

真実
285
2024/03/16 02:12
目が覚めたら、何も無い空間にいた
周辺は薄暗い完全な平地だ、床は木なのかコンクリートなのか良くわからない物質で作られていた
だが、1つ言うとすれば…
見慣れた顔が15人いた事だ
めめんともり
めめんともり
あ、あれ? ここは?
iemon
iemon
おそらく…もう………
16人はこれから何が行われるかを察した
…………そう、転移である
latte
latte
皆!無事だったの?
メテヲ
メテヲ
ああ、色々あったけどな
みぞれ
みぞれ
それで…私達、またお別れなの?
何も知らない世界で…
茶子
茶子
そんな事はさせませんよ!
皆で力を合わせたら阻止できる筈!
ヒナ
ヒナ
だね…このまま黙ってやられるのは嫌
レイラー
レイラー
もう隼人の思い通りにはさせない…!
こつん…こつん…と、誰かが歩いてくる
ガンマス
ガンマス
だ、誰…っ?
音のする方に全員の視線が集まる
そこには隼人と来華がいた
隼人
隼人
やぁやぁ皆さん
旅は楽しかったかな?
Sレイマリ
Sレイマリ
全っ然!早く元の世界に還せ
来華
来華
そうはできないわ、
あなた達にはまた旅をしてもらう
ウパパロン
ウパパロン
何だよ…俺達に恨みでもあるのか!
隼人
隼人
いいや、全く無いかな
ぐさお
ぐさお
じゃあ…何で?
来華
来華
はぁ…どうせ記憶も消すし、
話しちゃってもいいかな?隼人
隼人
隼人
別にいいよ
来華
来華
あなた達がどんな存在かは分かる?
八幡宮
八幡宮
存在…?普通の人間じゃないのか?
隼人
隼人
いいや、それが違うんだ
ぜんこぱす
ぜんこぱす
じゃあ何なんだ…
来華
来華
偶像
菓子
菓子
…え?
隼人
隼人
君達は普段ゆっくり実況の活動をしているよね?
ガンマス
ガンマス
はい…元の世界に居た時は
八幡宮
八幡宮
いやお前はして無いだろ
Sレイマリ
Sレイマリ
人の事言えないぞ八幡さん
ぜんこぱす
ぜんこぱす
レイマリさんもですよ…
茶子
茶子
いや!そこ全員ですよ!
iemon
iemon
それで…何なんだ?隼人
隼人
隼人
君達はね…簡単に言うと偽物だ
メテヲ
メテヲ
え…?は?いや、本物だが…?
来華
来華
別になりすましの事を言ってる訳じゃないのよ?
来華
来華
たしかに現実世界にあなた達の名前で活動をしている者達がいる
来華
来華
だけど…それとあなた達は無関係
ただ、名前が同じなだけなのよ
みぞれ
みぞれ
何を言っているの…?
隼人
隼人
君達が元いた世界…
それも、現実世界じゃない
ヒナ
ヒナ
いや…そんなことって…
隼人
隼人
結論を言おう、
君達は俺が作った
隼人
隼人
現実に存在しているものをモデルにした創作物、こちらでは二次創作と呼ばれている
latte
latte
その二次創作が…私達?
来華
来華
その通りよ
来華
来華
何もあなた達だけじゃ無いわ
他にも無数にこういった存在がいる
隼人
隼人
君達がしてきた事、体験した事
それらをこちらの世界の人に観せる…それが、俺が普段やっている事だ
ウパパロン
ウパパロン
じゃあ…俺達は………………
来華
来華
そう、ただの道具よ
来華
来華
あなた達がこれまで出会った存在全てが私達が生み出した道具
隼人
隼人
ただ…自我を持っているだけさ
レイラー
レイラー
私達…今まで何の為に生きて…っ
八幡宮
八幡宮
抵抗しても…意味が無かったのか
めめんともり
めめんともり
意味が無い訳じゃないよ!
めめんともり
めめんともり
私達が偽物…二次創作の存在だったとしても!私達は生きている!
めめんともり
めめんともり
私達の世界では!
私達が本物なんだから!
ヒナ
ヒナ
………だよね、そうだよね
ぐさお
ぐさお
私達は…ただ、皆で楽しく過ごしたいだけなの!もう邪魔はさせない!
iemon
iemon
隼人、俺達はもうお前の道具にならない…元の生活に戻らせてもらう
隼人
隼人
はぁ…意外だよ
来華
来華
ここで折れてくれたら楽なんだけどね
来華
来華
じゃあ…予定通り転移を始めるわよ
隼人
隼人
抵抗されたら時間がかかるからここで時短しときたかったけどなぁ…
隼人
隼人
仕方ない、どの道君達には勝ち目が無いからね…遊んであげるよ
レイラー
レイラー
やってみなきゃ分かんないでしょ!
レイラーがポケットから羽根を取り出した
レイラー
レイラー
クワルツ・クワルツ!
その羽根は変形し、弓に変わった
レイラー
レイラー
ばちっっっこんっ!!
レイラーが矢を放つ、
だが、その矢はすぐに消えてしまった
来華
来華
無駄よ…私達はあなた達の動きをある程度は操作できるの…
隼人
隼人
倒そうって言っても無駄だ
ウパパロン
ウパパロン
だとしても…!やるしか無い!
latte
latte
行くよっ!ウパ!
隼人
隼人
何回その動きを見たと思ってるの?
2人がそれぞれ強力な魔法を撃とうとしたが、
それは不発に終わった
latte
latte
出ない…!魔法が…っ!
メテヲ
メテヲ
流星メティオっ!!
メテヲが岩の塊を創り出す、がそれは砂になった
メテヲ
メテヲ
っ…!
隼人
隼人
もう諦めなよ
来華
来華
どう足搔いたって結果は変わらないわ
メテヲ
メテヲ
(待て…そういえば…あの時…)
(回想)


メテヲ
メテヲ
(そういえば…!)




















みぞれ
みぞれ
(何か…勝ち筋は…!)
レイラー
レイラー
(何でもいい…有効な手はっ?)
(回想)
レイラー
レイラー
(もしかしたら…)
みぞれ
みぞれ
(使えるかも…?)
隼人
隼人
…そろそろ転移の準備ができそうだ
来華
来華
ま、きっといい思い出ができ…っ!!
隼人っ危ないっ!!
来華が隼人を押し倒す、その瞬間、隼人がいた所に赤い稲妻・・・・を纏った矢が飛んできた
隼人
隼人
あ…危なかったよ…ありがとう
来華
来華
ここには彼ら以外に誰も入れてない筈…何で攻撃が飛んできたの…?
隼人
隼人
ああ…おかしいよな
隼人
隼人
まず俺が察知できない時点で…
???
あー…ちょっと外したか…
???
不意打ちは失敗ね…
???
でも!消されては無かったよ!
???
だな…勝ち目はありそうだ
???
行くよ!めめさん達を助けよう!
めめんともり
めめんともり
この声は…!
ベレス
ベレス
助けに来たよ!めめさん!
エーデルガルト
エーデルガルト
久しぶりね…皆
ディミトリ
ディミトリ
俺達も一緒に戦わせてくれ!
クロード
クロード
今度はこっちが助ける番だ
ソティス
ソティス
『わしもおるぞ!』
めめんともり
めめんともり
(ソティスさん!久しぶり!)
ソティス
ソティス
『まだ繋がっておったか』
ソティス
ソティス
『じゃが…懐かしんでる暇は無いぞ』
ベレス
ベレス
(うん…!)
めめんともり
めめんともり
さぁ…!反撃開始だよ!

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