ぽれは小2に上がる時、親の仕事の都合で引っ越すことになった。
今まで住んでいた所と違って都会で、色々な施設があった。
とってもワクワクした。
でも、ぽれは虐められるようになった。
獣人族の癖に背も低いし運動神経も良くなくて…ダメなとこばっか取ったような奴だったし当然だったかもだけど……
でも、そんなぽれをぐさおさんが助けてくれた。
ぐさおさんはクラス…いや、学年の人気者で優等生…
皆に分け隔てなく接す子だった。
陰キャにも優しい陽キャみたいな……
そんなぐさおさんはよくぽれと一緒に居てくれた。
嫌な顔1つせずに接してくれた。
そんなぐさおさんはよくぽれに夢を語ってくれた。
何回も何回も、耳にタコができるくらい…
そんくらい大事な夢だったんだと思う。
でも、そんなぐさおさんは今はどこにもない。
中学生の時からどんどん夢を忘れたようになっていった。
ぐさおさんと特別公安部隊として再会した時、確信した。
夢を忘れている…って。
あんな焦って辛そうなぐさおさんは初めて見たし、今まで湧かなかった「見たくない」って感情が頭に溢れ出したから…
だから、ぐさおさんには早く昔の事を思い出して欲しくって……
ぽれはメテヲさんを使って強引に思い出してもらうことにした。
また、あのスターを目にしたくて……
「私ね、皆が私を頼って皆が私に憧れて…皆が私にたくさん注目してくれるような素敵なスターになるのが夢なの!!」
「もう人気者なのに?」
「違うの!皆は居るだけで笑顔になっちゃう!!そんな存在がスターなの!!」
「…そうなの?」
「そうなんだよ!!こんなスターって、素敵でしょ?」
「…うん…うん!とっても素敵なスターだね!」「ふふん♪ほら、ぜんさんも笑顔になった!」
私とぜんさんの会話。
昔の事を思い出すと、この記憶がたくさん溢れ出てくる。
あの頃の私達にとっては日常会話。
なんで忘れてたんだろう…
私の子供っぽい大きな夢……
あんな事言ってるけど、あの時は皆にチヤホヤされるのが心地よくて、好きだったんだよね…
いや、今も好き……
あの頃はもう人気者にはなってた……
だから今度は、強くなっていっぱい皆を助けて……
私が昔、よく言ってた素敵なスターになるのも良いかもね……
私は何か呟いたのだろうか?
メテヲさんと八幡さんが私の方を向き、少し表情が明るくなった気がした。
そして、次の瞬間、魔人達は動きをピタリと止めた。
比喩表現ではなく、本当にいきなり止まった。
と、言いながらゆっかりと魔人達に背を向け歩いてくる八幡さん。
八幡さんは人一倍警戒心が強い。
この前の人狼ゲームというのをやって分かった。
でも、警戒心など持たないかのように歩いて来た。
…私何かした……?
メテヲさんの言うどんどんかは分からないけれど、私の加工魔力は減っていっていた。
本当に微量…正直言われるまで気づかない程度には……
たぶん私の今までに最高の大きい声が出たと思う……
落ち着いた後にメテヲさんからツッコミが入る。
いやまぁ、事実なので何も言い返せないけど……
私と同様「魅了」とだけ言われて頭にハテナを浮かべる八幡さん。
でも、そんな私達を他所にメテヲさんは目を輝かせていた。
と、自分の世界に入り込んでしまう始末…
結局、この魔術…?はなんなのだろう……
はい、終わりです。
一旦切りたいと思います!
もう2000文字もいきましたしおすし……
イラストも投稿したので是非見に行ってください!
下手でも良い方は…ですけどね!



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。