第10話

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2020/04/21 03:52
ボン
何で一人暮らししてるかは
俺もしらねぇけど…



アイツが毎晩大人狩りしてんのは
まぢだぜ…。
荒木先生
大人狩り?!
ボン
あぁ。
町ぶらついて、テキトーな奴見つけて
襲って、金奪うんだよ。

まぁ、よく考えたらひでーよなぁ
そんで!表情一つ変えねぇんだぜ?

だから通称iceman!

罪悪感もねぇし武器も平気で使う。
○○
○○
ある意味、金ちゃん以上に
ワルだって言われてる
ボン
!あなた!
荒木先生
どうしたおまえ!
そんな血塗れになって…
ボン
いや、あの血全部返り血だろ。
荒木先生
返り血ッッ?!
何したんだよ!
○○
○○
そ。
最近治安が悪いからお掃除してたの
金ちゃんとお兄ちゃんのためにもね
荒木先生
可愛い顔して怖いこと言うな…
ボン
まぁ、華空学園のNo.3だからな…
コータローの手下を一蹴出来る力は
あるけど……
○○
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ふふ…
センセぇ、何か知りたいなら
自分で動いた方が良いかも…。

リョータは謎過ぎて情報なんて
誰も持ってないからさ
聞いても無意味だよ
荒木先生
そっか…。

色々ありがとな!

それとあなた!
せっかく可愛い顔してんだから
大切にしろよ!




俺はそれだけ言って
リョータの家へと向かった。










⚠︎あなたside




バキッッ とか ガンッッ とか…

悲鳴とか喘ぎ。


それだけが廊下に響いてる。



○○
○○
邪ぁ魔…
その程度でお兄ちゃんと金ちゃんに
勝てると思うなよ
それに女に負けるとか弱っ


地面に這い蹲る男の顔面に蹴りをかます。

男の顔面と私の膝下に血飛沫が飛んだ。





○○
○○
あれって…市村センセーとリョータ…?


私の視線の先にいたのは
階段を上がってきたセンセーを
睨むリョータの姿。


なにやってんだろ…

少し遠くからそんなことを思いながら
私は見ていた。

すると、リョータが、口を開く。


リョータ
荒木に喋ったろ、 
言ったろ、喋ったら殺すって


リョータはそう言って市村センセーに
スタンガンをむけた。

電気のビリヒリッ という音がなると、
市村センセーは後退る。
○○
○○
何やってんだよっ!

直ぐに止めにはいると、

icemanらしい凍り付いた目で睨まれる。


私も負けじと睨み返した。

市村先生
あなたさん?!
○○
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センセー下がってて。
このバカ一発殴らないと気が済まない。
リョータ
お前には関係ねぇだろ…
失せろよ……
○○
○○
関係なくても、
お兄ちゃんと金ちゃんの学校…
汚さないでくれる…?
私が嘲笑うように言うと 

リョータはスタンガンを振り上げた。







教室のドアから何人か人が出てきて
私とリョータを囲む。


コータロー
あなたっ?!


スタンガンをかわしながら
リョータの腹に蹴りを入れる。

よろけるリョータと私の間に
人が割り込んできた。











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