第8話

バトルⅢ 水VS闘 前編
31
2024/03/20 08:00 更新
〜次の日〜
〜Nakamu Side〜
おれは1人でカードショップにやってきた。
シャークんはBroooockとのバトルに負けたからか、今日は行かないって言われた。
おれもバトルしたいから来たものの…都合よくやってくれる人いるかな…
きりやんとバトルしてみたいけど、連絡先を聞いていなかったことに気づいた。
強いカードを入れたりしようかな…でもどれがいいのか分かんないし…
ドンッ!
Nakamu
Nakamu
うわぁっ!
???
い…った
考えながら歩いていると、人にぶつかってしまった。
しかもあたりにダメカンが散らばっている。
もしかしてこの人のもの!?
やばっ、おれのせいだ…!
ダメカンを拾い集めながらその人の手元を見ると、ポケモンの描かれたデッキのケースが。
Nakamu
Nakamu
あの!ダメカン落としちゃってごめんなさい…ポケカ、やってるんですか?
???
そうだけど…
Nakamu
Nakamu
おれとポケカやってくれませんか!?
その人はきょとんとしてから、くすっと笑みをこぼした。
Nakamu
Nakamu
ダメ…ですか?
???
うん。今日はムリだけど…そうだ、今週末にここでやる大会来てよ。オレ、出るから。折角だし出てみたら?スタートデッキ大会だからデッキの強さはあんま関係ないし…
?おれ、初心者って言ったっけ?
でもその疑問はすぐに解決した。
???
じゃ、きりやんによろしく
その人はさっさと立ち去ってしまった…胸元の笑顔のブローチが電灯を反射してきらっと光った。
なぜかおれはしばらくそこに座りこんでいた。
???
えっと…大丈夫、君?
Nakamu
Nakamu
うわぁっ!
???
ごめん、驚かせちゃったかな。無理ないね。そっちは俺のこと知らないもんね…
話しかけてきたのは白尾学園のジャージを着た、涙ぼくろが特徴的な少年。
きんとき
きんとき
俺のことはきんときって呼んでよ。Nakamu…だよね。Broooockから聞いてるよ
Nakamu
Nakamu
よろしく…って、タメで良い…?
きんとき
きんとき
もちろん。よろしく
Nakamu
Nakamu
きんときもカードショップに来て…Broooockの知り合いってことは…ポケカ?
きんとき
きんとき
そうだよ。あれ、もう1人…シャークんは?
Nakamu
Nakamu
あぁ…Broooockにやられてしょげてる
きんとき
きんとき
あーねwあいつ手加減って知らないのか…
Nakamu
Nakamu
手加減してるって言ってたのに…?
きんとき
きんとき
嘘じゃない?あいつは会話でリードしてくタイプのポケカやるからなぁ…
Nakamu
Nakamu
じゃあきんときのプレイスタイルは?
きんとき
きんとき
え?…グーでなぐる
Nakamu
Nakamu
…あっw
パワープレイだった。
きんとき
きんとき
Nakamuもバトルしたいんじゃない?俺で良ければ、相手になるよ
Nakamu
Nakamu
ほんと!?やりたい!
新しい友だちとバトルできるということで、おれは大会のことなんてすっぽり忘れてしまった。
カードショップのバトルスペースにて、おれときんときは向かいあった。
きんとき
きんとき
ところでNakamu、そのデッキ、スタートデッキのまま?
Nakamu
Nakamu
うん。強いカードとか、何入れたらいいか分かんなくて
きんとき
きんとき
そっか。ちょっとデッキ見せてよ
Nakamu
Nakamu
いいよー
きんときがデッキを見る間、おれはコインを投げて遊んでいた。
Nakamu
Nakamu
きんとき、このポケモンは…
きんとき
きんとき
コイン?[ルカリオ]だよ。…うん、そうだな、ちょっと待っててもらえる?デッキと相性か良さそうなカード、見繕ってくる
きんときは席を離れ、販売スペースに向かった。
コイントスに飽きたおれは、ダメカンを並べる作業に切りかわる。
…それも終わってしまうと、きんときのデッキが目に入った。
見てみたいな。
「グーでなぐる」って言ってたけど、どんなポケモン使うんだろう。
おれの手がデッキに伸びる…
きんとき
きんとき
はい、だーめ。出しっぱなしにした俺も悪いけど、人のデッキレシピ勝手に見たらドロボーだよ?
ぺしっとその手がはたかれる。
Nakamu
Nakamu
きんとき!ご、ごめん…
きんとき
きんとき
いいよ。俺も悪かった…と、いくつか入れられそうなカード探してきたよ
言われるまま、カードをいくつか入れかえた。
Nakamu
Nakamu
おれとバトル、お願いします!
きんとき
きんとき
もちろん。いいよ

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