第10話

隠居
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2025/07/01 13:18 更新
隠居しよう
そう考えた、多分時間がどうにかしてくれる
潜入はリスクがある、そこで俺が捕まったらやはりヴィランだったと最終判断され家は取り押さえ、その上あの子もこの子達も倒されてそう
最悪、倒されなくても実験台にでもされそうだ
人の言葉がわかる上に、話せるときた
ここまで興味深いものは無いだのなんだの言って解剖までするかもしれない
そうなったらさすがに俺は死んでも死にきれない


記憶を消す、これに関してはまた再検査になるし
何回も今日を繰り返すことになってなんだかんだ言ってこの世が狂う
同じ日を繰り返すのは嫌だろうし、ただでさえまだ月曜日なんだから月曜日が2回続くとか嫌でしかない
休日が遠のいてしまうのはさすがに社会の危機
そう判断しての隠居である
(なまえ)
あなた
まぁ、この家も隠居っちゃ隠居用だったしな
そう自分に言い聞かせてはとりあえず先生に連絡するか
そう思い先生に電話を入れた
プルルルルル、と何度も繰り返す無機質な音
先生が捕らえられてる可能性が無いわけではない
あの人もあの人で色々してるから
そう少し思った後にちゃんと

もしもし

と声が聞こえ酷く安堵する
医者
何か用か?
(なまえ)
あなた
隠居するわ
医者
…バレたか?
(なまえ)
あなた
いや、オセロたちがバレた
医者
らしくないミスだな
(なまえ)
あなた
ヒーロー本部に付けられてたみたらしい
まぁ、多分嘘じゃないからOK
医者
クソだな
医者
いつの時代のヒーローも
(なまえ)
あなた
…先生ほんとに何歳?
医者
人に年齢を聞くのはご法度だって習わなかったか?
(なまえ)
あなた
生憎、教えてくれる人が誰も居なかったものでね
とかなり長い間無駄話を繰り広げていた
そしたらグチグチ言いながらも来てくれたのだろうか、インターホンが鳴ったので外に出てみれば
医者
荷造り終わってるんですか?
と、装いきの口調で話してくる
(なまえ)
あなた
終わってますよ
そう言って元々部屋にものがなかったからかダンボール2、3箱を皆が運んでくれる
さすがにこの子達をそのまま運ぶのは危ないので家の中で窮屈だろうけどダンボールに詰めて持ち上げる
何回も持ち上げてるけどやっぱり軽いわ
この子達、綿でも入ってるんですか?って位
医者
相変わらず軽いですね
(なまえ)
あなた
まぁ、仕方ないでしょう
そう言い、全て車に積んだ後に先生が思い出したかのように



と言った
(なまえ)
あなた
何かありましたか?
そう聞いて見るとかなり予想にもしていなかった事が返ってきた
医者
大学は?
…確かに考えてなかった
隠居と言っても顔とか、名前とかを変えたとしてこれをどう大学に説明しようかという話になる
そこに全然気が向いていなかった
どうしようかと少し考えた後に先生が口を開いた
医者
医療の学習で留学するとでもいいますか?
医者
ちょうど枠がひと枠空いてましてね
と、絶対すっごい前から用意してあったであろう切り札を言ってきた
まぁ、これに関して少しくらい甘えたところで俺に雷が落ちる訳でもないし、俺だけ集中豪雨に会うことは無いだろうと思い
(なまえ)
あなた
海外ですよね
医者
はい、かなり楽しいですよ
(なまえ)
あなた
じゃあ行きます
と、言った後に車が発進した
ほんとに先生何者なんだろうかなんで思っている暇があればこれからのプランを練った方が良いということに気がついたので思考を展開させる
とりあえず大学には留学申請を送ってOKと言ってもらって
そこから大学に行かなくても単位が貰えるようにしてもらってからあっちの拠点を決めて
そこに見潜める
ここまではそうなんだがここからどうしようか
名前も、顔も変えていくか、日本からの研修生という形でこのままの名前と見た目で行くか
かなり悩むところではある
(なまえ)
あなた
聞いたところによるとあっちにもヒーローっているらしいですよね
そう不確かな情報を確信に帰るために先生に質問をする
すると返ってきた答えはやはりそうだったかという
医者
居ますよ
という返答、知ってた
だとしたらきっと顔も割れている
だとしたら後者が一番いいが、あんなに広い土地で見つかるか?という少し慢心した心がいるから確定にはしきれていなかった
そういえば先生が親名義だから大学には何か言っておいてくれるのだろうか?
(なまえ)
あなた
先生、大学の親名義先生なんですけど
医者
え、聞いてない
(なまえ)
あなた
言ってないですねそういえば
まぁ、何かあれば俺の名前出しなって言った先生が悪いという事で
医者
それで、何か大学に言っておけば良いんですね?
(なまえ)
あなた
お願いします
相変わらずすぐに話のわかる人でよかった
とりあえず教授に言うために大学に電話を入れて時間になるまで車で待っておく
今バレたらバレたでめんどくさいし
なんて思っていたが同じ大学にあのヒーローたちが居るということを思い出して少し不安を覚えた
ここで逃げると捉えられてしまったら俺は悪確定になるし
先生まで悪認定されてしまう
それは嫌だから絶ッ対にすぐに会わずに帰ってきてやろうと意気込んで時間に間に合うように
(なまえ)
あなた
行ってくるわ
医者
あいよ
と言ってドアを開けて一足一足踏み込みながら進む
まだ講義中の廊下はやたらと静かで
どこから緊張感がある
入学してから本当に少ししか経っていないがすこし懐かしい気がしなくもない
なんて不思議な気持ちになりながら教授の部屋までたどり着く
そこには校長と、他の教員が立っていた
そこで医療の学習で行くことが確定したこと、その資格を取ったこと
そして、持病のためにも海外に行って検査してもらうということ
全てを言って部屋を出た
するとさいあくである
ちょうど講義が終わってしまった
しかも今日は西の姉妹校が休講の為、西も来ているという始末
あまりにも不運がすぎる
(なまえ)
あなた
教授の話が長かったのが悪いよな
と、無責任な事を言って廊下を歩く
するとどこからが聞こえてくる見知った笑い声
そして何故かまたつま先の方に居る謎の生物
なんだったっけ
(なまえ)
あなた
…きりんちゃん?
そんな名前だった気がするが
あのガタイのいい本体が居ないので散歩にでも来たのか?と思い忘れ物ボックスにでも届けてあげた方が良いか?という謎の思考も出てきた
これって忘れ物に入るのかななんて思っていると後ろからぽんと肩を叩かれた
これは顔を見なくても声を聞かなくてもわかふ
U、S、A、M、I  宇佐美である
かなり手ゴッツイな
なんて思いながらきっと最後になるであろう会話を堪能しようと
(なまえ)
あなた
どうしたんですか?
と、言った
次ヒーローと会話させたいので早めに切ります。




____隠居、確定、次の項目に移ります

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