これは、俺が出会った女の子の話。
ある日突然、転校生としてやってきた。
先生に紹介されながら、
少し戸惑い気味だった女の子。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…と
あっという間に時間は経つのに。
いつまで経ってもひとりぼっちだった。
ミンギュ「なあ、あの子に話しかけない?」
ウォヌ「…転校生か」
ミンギュ「いっつもひとりなんだよね。」
ウォヌ「ひとりが好きなんじゃない?」
ミンギュ「それなら教室から出るでしょ?なあ、話しかけに行こう!」
ウォヌ「俺は付いて行くだけだから。」
ミンギュ「なあ、友達になってよ!」
ウォヌ「ちょっとダサくないか?」
ミンギュ「いいの!ウォヌは付いて来ただけでしょ!(笑)」
女の子「友達…?わたしでよければ。」
それから少しずつ、
その女の子は俺たちと過ごすようになった。
ユナは1人でも凛としていて
強くて勇ましい、果敢な女性だった。
困ってる人、弱い立場の人、
そんなのは絶対に見過ごさない。
ウォヌが熱を出したときなんか、
お見舞いに行こうって言い出してたし。
とにかく自分のそばにいてほしくて、
どこかで間違えてしまったんだと思う。
気づけば取り返しのつかないほど、
友達という生ぬるい状態に満足していた。
俺なら絶対に君を幸せにできるのに。
友達であることを壊してしまうくらいなら、
いっそ知らないままが良かった。
こんな気持ちを何度も捨てようとして、
会えば会うほど想いは募った。
俺はいつも、簡単に決められなかった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。