客用の布団を伸ばす。
友達の家に行って、行く途中で友達と会うとかマンガかよ。
でも、ダーマからこっちに来てるなんて、コンビニは反対側の方が近かいし、なんでだ?
…やめよ。
俺も眠いし、寝よう。
悩みが解けそうな気がする。
…
ダーマは、、寝てるな。
まて、今何時だ。
…7時。
朝飯どうしようかな。
あ、昨日炊いたご飯ある。
卵もある。
よし、これでいいや。
ジュー…
…よし出来た。
テーブルに二人分のご飯と卵の簡単な料理とふりかけを置く。
…
原宿で買ったものを見せる。
…
いつもの手順で動画を撮った。
俺はパソコンを開き、編集を始めた。
ダーマはスマホを見ている。
いまの時刻は11:30だ。
脱ぎ捨てた服を持ち、洗濯機に向かう。
ふと、洗面所に目をやる。
あ、ダーマの血だ。
まだ残ってたんだ。
あの日のダーマがまた過ぎる。
まだ疲れ溜まってんのかな。
そりゃそうか、寝たもんな。
…なんで、相談しないんだろう。
気づくと足はダーマが寝てる寝室に向かっていた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!