第30話

29話
678
2020/02/24 04:22




ずっと歩いていた。



その後も一言も話さずにただひたすら暗い道を真っ直ぐ歩いた。




すると、ある御屋敷が見えた。





🐰「さ、この中に入って。」




『え、、ここですか……?』




🐰「そうだけど。」




と、淡々と話すじょんぐく君に私はついていけない。





御屋敷の中に入ると、そこには召使いと思われる人が数十人いて じょんぐく君の帰りを待ちわびていたかのように





〘 おかえりなさいませ 〙





と一斉にいってお辞儀をして見せた。





こんなにかしこまって言われる おかえりなさい を聞かなくてはいけないなんて………



と、思っていたのも束の間だった。



🐰「この人間、捕まえておいて。逃げないように。」



そうじょんぐく君が冷たく放ったのだ。




『え…………』





〘かしこまりました〙




そう言うと、私の腕から足からすべてを掴まれてどこかへ連れていかれる。




私はこのまま死んでしまうのか………




でも、そんな中考えた。




じょんぐく君はなぜあんなに悲しそうな瞳をしているんだろう _____









next



プリ小説オーディオドラマ