第11話

⏱ " Day . 2 - 3
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2024/06/08 04:00

























  彼女に連絡する為に
  グループを閉じて 、
  彼女との連絡画面を写し出した 。


  最後の記録は七日前で 、
  俺達がどれだけ連絡をとらないかが
  目に見えて分かる 。

  それでも躊躇うことは無く 、
  いつものノリで彼女に通知を送る 。






  ── すると 、画面を閉じる間もなく
  既読表示が一つ 。

  彼女が俺のメッセージを読んだという合図だ 。

  
  暫く画面を変えずに放置していると 、
  彼女の方からふたつのメッセージが届いた 。





  _____




めてを
ぐさおさーん、今暇ですか?
930
暇ですよ!!テレビ見て時間潰してます!
930
もしかして、メテヲさんも暇だったりします?




  _____





  そのメッセージに 、
  " 俺も暇 " とだけ返した 。



  そんな ... 在り来りな会話 。
  何も知らない人が見れば 、
  唯 、友達と話しているだけに見える筈だ 。





  ── その裏に渦巻く愁情は 、
  誰にも認識されずに朽ちて逝くのだろう 。

  彼女の心は俺にはだって分からない 。
  こうやって明るく振舞っている時だって 、
  心の奥底では懊悩しているのかもしれない 。





星崎 流星m t w
.... けど 、俺に出来ることなんて無いもんな 。



  そんな声は 、
  呑気に歌う鳥の声によって
  掻き消された 。









  .... 神様ってのは 、
  どこまで行っても酷いもんだよな 。

  俺達に救いの光すら与えてくれないんだ 。




  偽造の光でも良いから .. 希望を見せてよ 。

  ずっと光を望む者にはくれないなんて 、
  性悪だよな ...














  𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝





  ( なんでこんなに暗い話になってる ??( )



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