学校から帰ろうとしたら雨が降ってきた。
傘……ないからいいや…
そのまま学校を出て走り出すあなた。
走り続ける。
リンッ。
森の中から鈴の音が聞こえた。
その森は何千年も前からあるとされてる神聖な森。
関係者以外は立ち入ることを許されていない禁断の森。
何故だろう。
不思議と引き込まれるような…
そしてあなたは誘われるように森の方に歩き始める。
あれ?
あなたは目の前の建物に目をやる。
そしてあなたは境内に足を踏み入れる。
境内に入ると雨が止み、綺麗な青空と青々と茂った木々 美しい植物
何もかもが神秘的でそして美しかった。
歩いているとお賽銭箱が見えた。
近くの階段に腰掛け、スマホを見る。
ゴトッ。
隣に小さくて可愛らしい真っ黒な狐が、自分より一回り大きい狐の石像を持ってきた。
黒い狐は石像をゲシゲシ蹴る。
あなたはお札らしき紙を剥がす
……剥がしたが特に何も起こらなかった。
何も起きないのが1番いいけど……と思っている最中、黒い狐は横で飛び跳ねながら喜んでいる。
そしてあなたは眠りについた。