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第1話

第壱話
217
2024/02/19 16:48
   学校から帰ろうとしたら雨が降ってきた。
   傘……ないからいいや…
   そのまま学校を出て走り出すあなた。
         走り続ける。


リンッ。




(なまえ)
あなた
……鈴の音?
     森の中から鈴の音が聞こえた。
その森は何千年も前からあるとされてる神聖な森。
関係者以外は立ち入ることを許されていない禁断の森。
(なまえ)
あなた
………
         何故だろう。
     不思議と引き込まれるような…

 そしてあなたは誘われるように森の方に歩き始める。






          あれ?
(なまえ)
あなた
…ここどこ?
(なまえ)
あなた
……森の中入っちゃった………でもなんで…
(なまえ)
あなた
……え?
     あなたは目の前の建物に目をやる。
(なまえ)
あなた
神社…?
(なまえ)
あなた
こんなところに……ハクション!……ちょっと雨宿りさせてもらおうかな…
    そしてあなたは境内に足を踏み入れる。
(なまえ)
あなた
……雨が…止んだ……?
(なまえ)
あなた
……綺麗…
境内に入ると雨が止み、綺麗な青空と青々と茂った木々 美しい植物
   何もかもが神秘的でそして美しかった。
(なまえ)
あなた
……制服びしょびしょ…少しここで休んでいこ……
     歩いているとお賽銭箱が見えた。
    近くの階段に腰掛け、スマホを見る。
(なまえ)
あなた
……え?学校から出たのが17時頃………もう…19時なの?私そんな歩いてたっけ………てかどうやってここまで……っ…思い出せないや…
ゴトッ。


隣に小さくて可愛らしい真っ黒な狐が、自分より一回り大きい狐の石像を持ってきた。
(なまえ)
あなた
めっちゃ可愛い…!!てか、狐って黒いのいたんだ……てかこの石像なに?
???
???
フォウ!
(なまえ)
あなた
わっ……く、くれるってこと?(いらないなぁ…)
???
???
フォーウ!!フォ!
     黒い狐は石像をゲシゲシ蹴る。
(なまえ)
あなた
な、何をしろと………ん?何この紙…お札?
???
???
フォウフォウ!
(なまえ)
あなた
……よくわからないけど…とりゃぁ!
     あなたはお札らしき紙を剥がす
   ……剥がしたが特に何も起こらなかった。
何も起きないのが1番いいけど……と思っている最中、黒い狐は横で飛び跳ねながら喜んでいる。
(なまえ)
あなた
なんで喜んでるんだか……はぁ…なんか走って疲れたし…ここあったかいし………ちょっとだけ…
      そしてあなたは眠りについた。




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