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第9話

小川くんとお兄ちゃん
344
2021/05/04 23:15
あなた

..............

小川塁
..............
無言。

お兄ちゃんたちから離れてから、無言。

.......気まづい。
あなた

あ、あの〜、、、

小川塁
..............
控えめに声をかけてみても、この有様。

.......泣くよ?ねぇ、泣いていい?

無言怖いんだが?!←
あなた

お、小川くん、あの

再度声をかけると、ようやく足を止めてくれた。
小川塁
..............
けど、俯いて何も話してくれない。
あなた

.......どうした、?体調悪い?それとも私の言動で嫌な思いさせちゃった?だとしたらごめn

小川塁
.......さっきの人、誰ですか?
私の言葉を遮るように言われ、
あなた

え?

予想外の質問に間抜けな声が出た。
小川塁
さっき、コタくんと一緒にいた人です。誰ですか?
普段の小川くんとは似ても似つかないその強い口調に戸惑う。
あなた

こ、コタくんとは、、えっと、虎太郎さんのこと?

小川塁
そうです。一緒にいたあの人は誰なんですか
いつものふわふわした笑顔はすっかり抜け落ち、真顔で問い詰める小川くんに戸惑う。
あなた

えっと、、、お兄ちゃん、です

困惑しつつ答えると、
小川塁
お兄さん、?
予想外の答えだったのか、目を丸くされた。
あなた

そうだけども

小川塁
、、、、、、。
あなた

え、なになに怖い

無言で何か考え始めた小川くんに、また困惑する。
佐藤愛佳
あ!いた!2人とも遅い!
佐々木莉央
ほんとだよー!呼びに行ったるぅちゃんが遅くてどーすんのさ!
そこに2人が来てくれて、
小川塁
ごめんなさい笑ほら、あなたさんも行きましょ
いつもの、困ったようなふわふわした笑みを浮かべてこちらを振り向いた小川くん。
あなた

........う、うん!ごめんね2人とも笑

先程のはなんだったのだろうかと思いつつ、みんなと帰路についた。
******
《作者挨拶》

お久しぶりです。

長らく更新しておらず申し訳ございませんでした。

理由としては、すとぷりへの若干の冷め期と

受験〜進学とリアルが多忙だったこと、

その環境変化による精神的負担が大きかった

この3点が主な理由です。

通知を切ってしまっていることもあって、なかなかここ数ヶ月は開くことすら無くなってしまっていました。

ですが文章を書くのは好きなので、また少しずつここでの活動も再開していきたいと思います。

思いつきで始めたこのシリーズ、未だになかなか人気のようでとても嬉しく思います。

長らく小説なんて書いてませんので、拙い文ばかりになるかもしれませんが頑張っていきますのでまた続きを楽しみに待っていてくれると嬉しいです。

それではまた!

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