第4話

あなたに落ちました。
42
2020/06/05 19:47
ななもり。
ななもり。
まずは役割決めようか!
ころん
ころん
じゃぁ僕ゲームしてる〜
ななもり。
ななもり。
ころちゃん?
ころん
ころん
すみませぇん。
るぅとくん
るぅとくん
僕と莉犬で部屋の飾り付けしますよ〜
ジェルくん
ジェルくん
じゃぁなーくんと俺でこの汚ったない部屋片付けよか。
さとみくん
さとみくん
え〜、俺ころんと料理作んのー?
ころん
ころん
え〜って何、え〜って。
ななもり。
ななもり。
ころちゃんころちゃん。
料理は美味しい方がいいから一緒に片付けようか
私
えっと、私は何をすれば?
さとみくん
さとみくん
俺1人で料理はキツいから一緒にやって貰えると助かるわ
私
分かりました!
準備の配役が決まった
私
(さとみくんとだ)
ななもり。
ななもり。
じゃぁ料理組買い出し行ってきてー
さとみくん
さとみくん
はーい
私
分かりました!
私はさとみくんと近くのスーパーで買い物に行くことに
さとみくん
さとみくん
行ってきまーす
私
行ってきます
・・・・・・・・・
私
(なんか喋らなきゃ、、
しばらく沈黙が続いた
先にさとみくんが口を開いた
さとみくん
さとみくん
あなたちゃん、だっけ
私
はい!あなたです!
さとみくん
さとみくん
あのさ、、、
真面目な顔でこちらに近づいてくる
私
(なにっ!?!?
顔が近くて慌てて下を向く
さとみくん
さとみくん
ぷっ
私
へ?
さとみくんがいきなり笑いだした
さとみくん
さとみくん
あはははっ
さとみくん
さとみくん
あなたって面白いね
私はわけも分からず立ちすくむ
さとみくん
さとみくん
あなたって可愛いね気に入ったわ〜
急に言われてドキッとした
顔がどんどん熱くなっていくのがわかった
さとみくん
さとみくん
あーはっはっはっ
私
いつまで笑ってるんですか!
私
はやく行きますよ!
さとみくん
さとみくん
あ、ちょっと待って
さとみくんが手を伸ばしてきた
私
さとみくん
さとみくん
あなたまだここら辺よく分かってないでしょ?
さとみくん
さとみくん
迷子になったら困るから
さとみくん
さとみくん
手、繋いであげてもいいけど?
私
( 嘘でしょ?
そんなこと言われたら、、緊張して、、
さとみくん
さとみくん
ほらっ、はやく
私を急かすようにさとみくんが手を前に出した
私
っ…
私が手を握り返すとさとみくんはニコッと笑って歩き出した
私
( こ、こんなの少女漫画でしか見たことないよ、、、、
緊張とドキドキで呼吸が上手くできない。
私
(もしかしたら色んな女の子にやってるんじゃ。
勇気を出して聞いてみる
私
あっあの!
さとみくん
さとみくん
どーした?
私
い、いろんな女の子にこういうことしてるならっ…
さとみくん
さとみくん
俺、気になった子にしかしないけど
私
うっ、
ズドーン
私
落、ちた、、
さとみくん
さとみくん
え?
私
いえ、なんでもないです!
さとみくん
さとみくん
変なやつ笑
声に出てしまった、
でも、本当に落ちたんです
最高級イケメンに、、
恋に、
落ちてしまいました、。
こんなに簡単に、ずっと夢に見てた
というものに。

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