私は
昔から病弱で、
孤独で、
したいことも
欲しいものも
何も無い。
いつも通りの生活をしていても
いつの間にか病室に居て、
見舞いに来てくれるような人も居ないから
起きても誰も居なくて。
その病室には
沢山の点滴に繋がれた自分と
病院が飾ってくれた花瓶と花と
ベッドの横にあるナースコール、
絵画のように
窓の枠いっぱいに染まった
青い空があるだけだった。
___________________________
今日も1人、か。
誰でもいいから見舞いに来てくれる友達を作っておけばよかった。
できるわけないけどネ
そうボソッと呟いた。
私はいつも、
幸せな死に方を探し求めて生きている。
こんな何かわからないような病気にかかっている身体で
一体なにができるって言うのだ。
運動だってできない。
親からも、友達からも、誰からも愛されない。
もちろん、自分も私のことを愛していない。
こんなにも惨めで、馬鹿で。
なんで私は生まれてきてしまったのか、
なんで親は私のことを産んだのか、
よくわからない。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!