11月26日(火)0:04
ー9月12日(木)ー
『 星よ、導を知る者よ、 』
『 溺れた彼を救うように、 』
『 導いて、辿らせて欲しいのです 』
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「……ら、…………ふ…………」
「……き………………よ、」
「…ふ…ら…………きて…………」
なんだか夢を見ていたらしい。
いつかの日、あの日、恋に落ちた日。
あれ、呆れてる?
ここは、
見たことの無い場所。
背の高い本棚に囲まれて、床に布団で寝ていて。
えっと、バーに来てそれから……
そう言って抱きしめてくれる。
どこまでも、すっごく優しい。
もぞもぞ と同じ布団に入ってきた。当然1人用の布団に大人二人なので狭い。
でもその狭さも、嬉しい。
10:46
いつでも、か。
それが生きてる間の話なことは当たり前。
……最近、死ぬのがいつだとか、身辺整理だとか、そんなことばかり考えている気がする。
ほんとに、死んじゃうのかな。
ああ、死んじゃったらこのお店も無くなるんだ。
前回同様、何故か歩いていたら自分の家に帰ってきていた。
…このCLOSEの看板、お父さんも使ってたな。
ここに植えてあるパンジーは、お母さんが好きって言ってた色にしたんだ。
「魔法使いとして死ねたら本望。」
それは、そうだけど。
怖いなあ。
辛い時、死にたくなった時。
あったはずなのに。
いざ少しの実感が出てくると、めちゃくちゃ怖い。
鍵を開け、扉を開け、我が家に帰ってきた。
真っ直ぐなはずの床の木の板が、
ぐる、
ぐるぐるり、
ぐにゃ~
周りの花瓶だとかテーブルクロスの色も吸い取って、
ぐるぐる、ぐにゃ~~~
目の前に、黒いインクがぶちまけられた。
後にわかったことで、インクはぶちまけられてなかったので、部屋の掃除は大変にならなかったようだ。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!