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魔法使いは嫌いだった。
偶然魔法使いに生まれただけで、将来安泰。勉強して良い大学、良い会社を必死に求めようとしなくていいんだから。
『うわまたテストビリだ笑笑』
『でもお前、勉強しなくてもいいだろ笑』
『“魔法使い”なんだから』
不平等な世界。魔法使いなら魔法使い専門の学校に行ってくれよ。学校でわざわざ嫌な思いなんてしたくない。
必死に勉強する僕が馬鹿みたいじゃん。
少し、ほんの少しだけ昔、ある所に1人の中学生の少年がいました。彼は宇宙や星のことに興味があり、国のトップの大学でそれらについて学ぼうと、必死にその頃から努力をしていました。
しかし、同じ中学校、同じクラスには魔法使いの生徒もちらほら。勉強なんで全くしない彼らに、少年は憤っていました。
そのギャップに苦しくなり、少年はいつの間にか_____
夜の荒波の見下す崖へと、足を運んでいました。
11月10日(日) 12:53
ちゅ、
《お直しカルテ》━━━━━━━━━━━━━━━
XXXX年 11月 10日 日曜日 13:08/13:30完了
件名[ 地球儀の修理 ]
依頼者氏名[ ???? ]
備考《 地球儀の内容が変化しないように気をつける 》











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。