第2話

1話
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2025/09/13 16:01 更新
時は戦国

あらゆる襲撃から一族を守るため

女を生贄として差し出す代わりに一族を守ってもらうという契約を結んだ

女はやがて鬼の子を腹に身篭り、一族は安泰した

しかし、子を産んだ直後に女を食い殺し鬼狩りによって討伐された

鬼の血と人間の血が流れる子を一族はのちに忌み子として扱い、一族は滅亡した

やがて子は山奥に隠れ住むようになる

そしてその末裔が如月 月華だった



あなた
はぁ、なんでこんな山奥に住んでるんだろ...
あなた
私も街に住みたいよ〜




如月家の歴史は亡くなったじいちゃんから聞いてる

普通に鬼とか言う化け物の血が流れてるなんてキモすぎるんだけど
あなた
あぁ〜、ちゃんと家の事聞いとくんだった
あなた
鬼って何なんだよ〜



ガサガサ
あなた
...?
あなた
なに、熊?
あなた
今は冬眠の時期じゃないのー?



月華は音がした方へ行った

すると勢いよく何かが出てきた
美味そうな匂いがしたと思ったら、人間じゃねーか
あなた
(何こいつきも)
そんな事を思っていたらいきなり飛びかかってきた


ザシュ!!
あなた
いった...
慌てて腹を見ると大きな切り傷が出来ていた
傷が深いぜ、痛ェだろ
次でしとめてやるからなぁ
あなた
悪いんだけど、私特殊でさ〜
あなた
これくらいの傷ならすぐ治るんだよね〜
そう言い終わる頃には腹の切り傷は完全に治っていた
あぁ?
何者だお前
傷が治ったァ?
あなた
(でも、こいつの倒し方なんて知らないんだけど)
月華は家にあった斧を手に取った
ははっ、斧ごときで俺を殺せるとでも?
笑わせるな!
あなた
でも、やってみないとわかんないじゃん
月華は近くにあった木の枝を手に取り鬼に向かって投げつけた
小賢しい真似を!








木の枝に気を取られてるうちに月華は背後に回る





ザシュ
あなた
(手応えはあった)
あなた
(でも、いない?)
お前、速いなァ
でもな、早いだけじゃダメなんだぜぇ?





鬼はいつの間にか月華の後ろに立っており

勢いよく月華を蹴飛ばす
あなた
カハッ!
蹴飛ばされた月華は地面に倒れた
さっきはうろちょろしてウザかったからなァ
とことん苦しませてから食ってやるよォ
あなた
(くそ、ここで私死ぬの?)



あなた
(そんなの、やだよ)



そう思った直後だった

何者かが鬼の腕を斬り落とした
...っ、誰だ!
あなた
...え?
死を覚悟した月華を抱き抱えていたのは羽織を羽織った長髪の男だった
冨岡義勇
無事か
あなた
は、はい
冨岡義勇
ここで少し待っていろ



そうして鬼の方へ行った男
なんだお前、鬼狩りか!
冨岡義勇
水の呼吸・肆ノ型「打ち潮」
グァァァァァ!





次の瞬間鬼の首が切断され地面に首が転がっていた
あなた
体が塵になっていく
あなた
ねぇあなた、鬼は死んだの?
冨岡義勇
...あぁ、死んだ
冨岡義勇
そこの女、怪我は無いか
あなた
うん、大丈夫
冨岡義勇
しかし、着物が裂かれているぞ





冨岡義勇
...ん?
冨岡義勇
確かに攻撃されたあとがある
冨岡義勇
なのになぜ無傷なんだ?
あなた
それは、私が色々特殊だから
冨岡義勇
特殊?
冨岡義勇
詳しく説明しろ





月華は家系のこと、自分の体のことを話した
冨岡義勇
...今から俺についてきてもらう
あなた
どこに行くの?
冨岡義勇
それは、ついたらわかる
あなた
そう、あと私はちゃんと名前があるわ
あなた
如月月華よ、月華と呼んで
冨岡義勇
そうか、すまなかった
あなた
あなたの名前は?
冨岡義勇
俺は、冨岡義勇だ
あなた
そう、義勇
あなた
さっきは助けてくれてありがとう
冨岡義勇
ああ、気にするな
冨岡義勇
出発するぞ、月華
あなた
ごめんね、私も出発したいんだけど
あなた
出血のしすぎで貧血気味なの
あなた
少し休んでからでも大丈夫?
冨岡義勇
それなら心配はいらない
冨岡義勇
俺がおぶってやる
あなた
え、いいよ私重いし
冨岡義勇
かまわん、さっき抱いたが軽かった
あなた
ふふ、それならお言葉に甘えるね



そうして2人は歩き出すのだった...

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