第12話

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2024/12/19 09:06 更新











hj
はぁ〜〜っ、まじであの教授の講義ダルすぎ!!
hn
そう?ちょっと面白くて好きなんだけど
hj
えぇっ!?あれが!?
hn
なんだよ…


4限目が終わって、今日の講義は終わり。


そして、今日も校内ではスンミニを見つけられなかった。



hj
じゃ、行こーっ
hn
えっ、ちょっと!


スタスタと歩いていくヒョンジニに置いていかれながらも着いて行った。



…俺が付き添いなのに、普通置いていく?


まぁそういうところがこいつの悪いところだよね。

良いとこもいっぱいあるんだけど。



















hn
ぅお……本当にあるんだね…
hj
ねー。俺も初めてきた
hj
ちょっとだけ離れてるしね



建物は綺麗だし、普通に大学って感じ。


だけど俺が入るには覚悟が必要だ……って、ヒョンジナ!!!入るの早いって!!!


hj
おお〜、中も綺麗。いいなー


チャンビニヒョンが言っていた通り、すごく綺麗に整えられている校内。


一番初めは素直に、羨ましいと思う。


そしてすぐ、スンミニがいないか辺りを見回した。



hn
ほんと、綺麗だねー…
hj
パク教授どこにいんだろ…
hj
職員室的なのもあるよね?どこだろ?
hn
んー…


スンミニスンミニ……いないなぁ。

hj
聞いてる?
hn
ぁっ、あぁ…聞いてる。パク教授がどこかって?
hj
そう。地図とか無いのかな?
hn
さぁ…?俺も初めてだし。
hj
んー…、あっ、とりあえず聞いてみる?
hn
えっ…、やっぱ早っ!!



俺に聞いておいて、返事を待たずして歩いていた人を捕まえて話しかけに行ったヒョンジニ。



俺はそれについて行きながら、スンミニを見かけないことにどこか安心していた。

hj
すみませーん、……ぁ、そっか…

ヒョンジニは声をかけて、すぐに反応が無いことに気付いて思い出したらしい。

驚かせないようにするりと歩く人の前に行って、ちょんちょん、と肩を叩いていた。



hj
すみません、ちょっといいですか?


口を大きく開けて、伝わりやすいように話しかけるヒョンジニには感心した。

ヒョンジニが話しかけた相手は少し戸惑いながらもチャーミングなえくぼを見せてにっこり笑って返してくれている。

in
『これで…、』

多分手話かなにかの動きをして、ヒョンジニにスマホを差し出す。

そのまま2人はスマホで会話をはじめたから、俺も隣から覗き込む。






in
『パク教授なら、あそこを右に行って奥の方に進んだ部屋にいるはずです』
hj
『わかりました、ありがとうございます!』
in
『いえいえ、お役に立てて何よりです』
hj
『お名前、なんて言うんですか?』
in
『ヤンジョンインです、よくイエナって呼ばれて』……


そこまで入力したジョンインさんは、一度フリーズしたように手を止めて、『よくイエナって呼ばれて』の部分をトトトっと消去して、入力しなおした。

in
……『イエナって、呼んでください』



顔を上げて、にこっと笑ってみせたジョンインさん。

どこか儚げで、綺麗だなと思った。

hj
『わかりました。イエニさん、ありがとうございます。僕はファンヒョンジンです』
hj
おい、ほらお前もっ
hn
えっ、あぁ…
hn
『俺はハンジソンです』



ふふふと笑って、ありがとうございました、としっかりお礼も言って

ジョンインさんと別れ、ヒョンジニとパク教授のもとへ向かった。





















hj
ふぅっ、いーい話聞いたっ!
hn
まったく意味が分からなかった…、芸術って難しいね
hj
それはジソンイがパボなだけじゃない?
hn
おいっ!!お前にだけは言われたくない!


なんて掛け合いもしつつ。

さて戻ろう、と廊下の角を曲がる。













hj
あれっ?イエニさんじゃんっ!


hj
…と、もう1人?友達かな?









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