第15話

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2024/12/22 13:16 更新

時系列ややこしいですがふわっと読んでいただけたら…!

♩の最後のチャプターのスンミンsideから始まります…





🐶side →












オンマとアッパが、「ソウルに引っ越ししよう!」なんて急に言い出したのがいつだっけ。


両親は思い立ったがすぐ行動スタイルで、僕は大学受験を目前に控え、引っ越しをすることになった。

















hn
「ヨボセヨスンミナ?」

聞き慣れた声。

僕がソウルに引っ越して少し経って、電話をかけてきたのはハニだった。

sm
ヨボセヨー
hn
「新しい学校どう?楽しい?」
sm
んー、まあまあ。言ってもあと半年だけだし
hn
「そうだよなあ。引っ越し、高校卒業まで待てれば良かったのに」
sm
だよね、本当そう思うよ。オンマもアッパも決めたらすぐ行動スタイルだから
hn
「まあ良いじゃん。大学、そっちからのが近いでしょ?」
sm
ん、まあね。



いつもとなんら変わりのない会話。

だけどやっぱり、慣れない環境でよく知ったやつの声を聞くと安心するもので。



学校に向かうバスを待ちながら、携帯をぎゅっと握りしめた。










ブロロロ……





sm
ぁ、
sm
バス来たからもう行くね、バイバイ
hn
「おー、またかける」



ピ、と通話終了ボタンを押す。




バスに乗り込み、まだあまり馴染みきれていない高校に向かった。





















まるでドラマの主人公みたいに、有線イヤホンで、お気に入りのプレイリストを流す。


耳に直接響くメロディが心地良くて、歩く足が自然と弾んでくる。




fl
スンミナっ!
sm
ぅおっ、


いきなりがばっと肩を組んできた、この金髪はヨンボク。

俺が転校してくる少し前に、事情があってオーストラリアから国を超えて転校してきたらしい。

事情、というのは

大手のアイドル事務所からスカウトを受けて、周りの反対を押し切ってやって来たらしい。


ヨンボギは僕から見ても、アイドルみたいに顔が整っている。

声が低くて色気があって、ダンスも上手いらしい、見たことはないけど。


そんなヨンボギはフレンドリーで、僕に気さくに話しかけてくれて

まだ来て一週間とたたないうちにこんな感じだ。




fl
おはよーっ、今日も曲を聴いてるの?
sm
うん。てか急に肩組むのびっくりするからやめてね
fl
あぁ、ごめんごめん
fl
そういえば今日の学食は何か知ってる?
sm
今日は…、なんだっけ?分かんない

「そっかー、美味しいものがいいな」


なんて会話が続く。

ヨンボギは練習生として忙しいみたいで、学校に来てない時もあるから、そういう日はひとりでのんびり過ごしてる。


ハニに電話で話したように、あと半年くらいしかないから交友関係はもういいかな。すぐしたらみんな受験だし。
















こんなふうに今日も、いつものように学校に行き、いつものように家に帰る












──── はずだった。












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