2人に着いて高専に来た。黒髪の子は警戒しているようだけど、結局連れてってくれた。
警戒する黒髪と違って器の方はあっけらんとしている。
器になった経緯は知らないが、術師になって日が浅いのは確か。根っからの善人であろう性格も相まってか警戒心が薄い。
なんて考えていると、ポツリと黒髪くんが呟いた。
どうやら五条悟の居場所が分からないらしい。
黒髪くんが眉をひそめた。
今の言葉で納得しているあたりこの子は賢いんだろうな。警戒も怠っていない。いい術師になるだろう。
渋々だったけど黒髪くんの了承を得たので抑え込んでいた呪力を少し解放した。
突然膨大な呪力が高専内に現れたら五条悟はやってくるんじゃないか。その予想は当たっていた。
まあ五条悟以外も来ちゃったんだけど。
私がそう言うと、揃って首を傾げた2人。
*原作では灰原と七海が行った任務です。原作では情報が間違っていたため2人が派遣されていましたが、この世界線は平和軸なのでこの2人が行ってます。
今の五条悟が現代最強の術師であることは言うまでもない。彼の実力なら1人で日本を壊滅させることだって出来る筈だ。
でも、あの時の彼はまだ術式を完璧に扱うことも出来ていない学生だった。
呪力を抑え込んだ状態の私に気づくのは無理だろう。
4人を見渡しながら微笑む。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!