第6話

告白?
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2021/01/06 15:29
澤村  side





東峰「寒っ…。最近だいぶ寒くなってきたな〜…」


菅原「あ、なぁ〜…大地。藤原さんと仲良いべ〜、よく一緒に話してるじゃん?」


東峰「えっ!?ちょっ……俺の話、無視されんの?!」








部活終わり____________





この時間になるとすっかり日は落ち、辺りは暗くなる。少しずつだが、冬が近付いている事を感じさせる



坂ノ下商店までの途中、スガが藤原の話題を出してきた










藤原は俺たちが高校に入学してから、少しズレたタイミングで転入してきた

同じクラスでありながら最初は話した事は無かったが、藤原が苦手だった勉強を教えたのがきっかけでメールをやり取りするようになり……





あれから5ヶ月____________



今ではクラスの女子の中で1番と言っても過言ではない程、よく話をする仲だ

"さん"付けだった呼び名も、今ではすっかり呼び捨てで呼んでいる





そして密かに……藤原と"仲が良い"というのは俺の自惚れではない____________と思っている





が、スガや旭にそんな事は悟られないように……話をサラリと受け流す





澤村「ん〜……。そうか?」



菅原「そう言えば……なんかさぁ、サッカー部の先輩が藤原さんに告白したって噂があんだよな〜
大地知ってる?」


澤村「へっ?あ、えーっと………いや、聞いたことないな」



____________?!いやいやいや!知らん!知らん!そんな話、全く聞いたことないぞ!!


俺の気持ちは一気に焦り出す。顔が引きつるのがわかる








そんな俺の焦りを全く気にする事なく、スガは喋り続ける



菅原「あ、別に俺が藤原さんの事好きとかじゃねーべ〜
でも確かに藤原さん美人だもんな〜
他にも1年の他のクラスのヤツに告白されたって噂聞いたことあんべ〜」


東峰「あ、それなら俺も聞いたことあるなー
藤原さんってスガと大地と同じクラスの子だろ?
確かに美人だなー」










スガと旭が話す内容に適当に返事をしながら

俺の頭の中には
さっきのスガの言葉が繰り返し流れていた





____________サッカー部の先輩が藤原に告白した………!?



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