人生初の告白は中学2年生だった
1年生の時に一目惚れ ,
その後すぐにクラス替えで同じクラスになれた
告白とかそういうのは得意じゃなかったが
その場のノリというやつか , 気がついたら彼を呼び出し
思いを伝えていた
言った直後 , 彼を見ると急に我に返り
もの凄く恥ずかしくなってきた
そんな私の緊張や羞恥心とは裏腹に
その答えは案外あっさりしていた
キョトンとしたような顔で平然とそれを言い放った
確かめた
やっぱなしって言われなかった
喉が痛かった .
しばらくご無沙汰だった感覚が頬にあった
泣いていた . 紛うことなく嬉し泣きだった
目を見開いていた . 驚いていた
驚いた上で不思議でたまらなそうな顔を彼はしていた
少し深呼吸をして , 涙を引っ込めて尋ねた
携帯を差し出してくれて番号を登録した
少し冷たいような態度だったような気もするが
そんなのが気にならないくらいに嬉しかった
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【 影山Side 】
コクハク , とやらをされた
正直 , よくわからなかった
なんとなく見たことのあるような顔だった
去り際になってやっと
同じクラスの後ろの席の人だと気づいた
わからなかった
なぜあの人は泣いていたのか
なぜあんな顔で笑ったのか
恥ずかしそうにしていたのか
よく , わからなかった
そういえば名前知らねぇな .
と思って登録した名前を見る
『神山あなたの下の名前』
表情がコロコロ変わるよくわからない人
言葉にできない , 変な気持ちが心を染めた
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。