時間は飛びまして…
次の日の放課後
初っ端から花は気合い十分
私は昨日注意されたターンを意識して踊った
30分位して…
知念くんが来た
知念くんはニコッと微笑んで音楽をかけようとした時…
プルルルルッ
誰かの電話が鳴った
花は急いでスマホを手に取り…
チラッとこっちを見てきた
最近、花に彼氏ができた
前まではあんなにアイドルとか見てキャーキャーしてたのに…
少し寂しい…笑
花は知念くんを見ると…
花はスマホを手に、走ってトイレへと向かった
今、静かに電話できる場所はトイレしかないから…
他の人達も、ダンスの練習をするために、ほかの教室で練習しているから
私は最初のポーズをとる
隣には、花の代わりに知念くん
♬♩♫♪♪♫♩♬
音楽が教室に響く
私達は踊り出した
知念くんと息が合い、最後のポーズさえも完璧だったと思う
知念くんに褒められた
私は知念くんに向かって微笑んだ
…その時
私はその声を聞き、バッと振り向く
そこには、教室のドアにもたれ掛かって立っている涼介がいた
私は涼介を名前で呼べるようになっている
私は涼介に近づこうと歩くと…
私はそれを聞き、耳を疑った
し、知らなかった…!
私の言葉に涼介は目を見開いている
な、なんか馬鹿にされてる
2人は見つめ合って
そう言い私の腕を引っ張って教室を出ていこうとする
最後にハートをつけた言い方をした
私は涼介に腕を引っ張られるような形で教室を出た
向かった先は…図書室
ガラッ
涼介がドアを開ける
中は静まり返っていて、この空間には2人しかいないような錯覚に落ちる
涼介は近くの椅子に座り、私にも座るよう手招きする
私は素直に近づいて座った
涼介が話し始める
それは、衝撃的な新事実!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。