第4話

kzh 【監禁】 1 ♥️
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2024/06/15 13:49

kzh side



" 大っ嫌い!! "



そう叫んで走る彼女


俺はこの時、最愛の相手に嫌われた。



大切で、何よりも好きで。


愛おしい彼女に思いを詰めすぎた。


かとって俺は人間。



最愛の人に嫌い、なんて言われて黙って頷ける訳が無いだろう


きっと、この頃には決めていた



どんな手を使っても、何をしても


力ずくでも



彼女を俺のものにしようと

準備を整えて家を出る


言えばカレカノのようなものな為、


バイト先も知っていて、帰るルートも存じている


だからわざと "待ち伏せ" する


静かに伏せ目になりながら歩いて



家に帰ってくる彼女。


これから俺のものになると考えると


ドキドキしてままならない。
 
"  あなた  " と呼ぶと彼女はこっちを見る



驚いてるなぁ、笑

『 く、ずは …?』

驚きと恐怖で震える彼女。


何をしようが愛おしい。
そんな彼女に近付き、そっとカッターを首に近付ける

その後薬を使って眠らせる


とんでもなく可愛い


やっとこれで オレノモノ…♡
あなた side

バイトが終わり、睡眠不足で欠伸を繰り返している

最近彼氏とも別れ、独り身なので寂しいものだ


家に近付く途中、あなた、と呼ばれ後ろを振り返った

あなた
く、ずは…?

こわくて、何も出来なくて、

葛葉の目にはハートが浮かぶ


すぐにして首元にカッターが向けられ、おかしな冷や汗をかく


そのまま薬を飲まされ、力が抜けて意識を手放した

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